暮らしの引き出し
安眠へとつづく「感覚」とは

少ししのぎやすくなると、夏の疲れを充分に癒(いや)そうと、からだが深く長い睡眠をほしがっています。眠いときは眠りましょう。睡眠不足は、気づかぬうちに心身をむしばんでゆきます。

パジャマやシーツにアイロンをかけた滑らかさは極上の眠りを誘いますが、暑い日々のアイロンがけは重労働ですから、本格的な秋がやってくるまではお休みにしましょうか。それより、汗をかく季節になにが気持ちいいって、洗いたての清潔さにかなうものなしです。

木綿でも麻でも天然素材の素晴らしさは、その空気を含んだやわらかさと吸湿性のすばやさでしょう。希少だったオーガニックのリネン類も、最近では身近な存在となってきました。農薬を使わないで育てるから土壌汚染がないといったような環境への配慮についてはよく知られるところですが、実際のところ、寝心地はどうなのでしょうか?

私たちはなにかに触れたときに、それが生きものであるかそうでないかを察知する能力が備わっていますが、オーガニックの布には生命力を感じます。天然木に触れたときに、生きものの感覚を味わうような、色や匂いや油分などが一体となって、ほっと癒(いや)される感じ。この感覚はきっと、できるだけ自分に近い、違和感のない「ぬくもり」に包まれる安心感なのでしょう。なかなか寝つかれない人におすすめです。

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