暮らしの引き出し
5月の過ごし方

2009年5月掲載

若葉そよぐ風は気持ちいいというのに、なんとなくからだがだるいこのごろです。どうしてなのでしょう? ただいま、からだは夏に向けての準備に大忙し。いろんな機能をバージョンアップさせなくちゃなりません。加えて、先月は入学式や入社式や新職場、新人事と、イベントの目白押しでしたね。緊張の連続から解放されて、水温(ぬる)んで気も緩む、といったところでしょうか。

ここらでちょっとひと休み。ぐーぐーぐーぐー。夜は早めに眠りましょう。仕事の手を休めて15分だけぐっすり眠るのも効果があります。それにしても、いくら寝ても寝足りない。いつまで続くの? 私の5月病。あせらなくとも大丈夫、からだを十分に休めると気力は充実してきます。連休中はひとり家にいて、うとうとするのもいいかしら。

ゆっくりと昼間から菖蒲(しょうぶ)湯に浸かれば、緑葉の香りがたって、身心さわやかなるかな。菖蒲は、5月5日に花屋さんの軒先やスーパーでもお目見えします。厄払いのためといわれていますが、日本の生薬ですから、この季節特有のからだや心の不調にきっと効力があるにちがいないと思うのです。

たっぷり休養をとったら、クローゼットに吊るしたままの冬物を仕舞いましょうか。ウールのジャケットやコートは、ていねいにブラシをかけて虫干しして、ポケットに防虫剤を入れてカバーをかけて仕舞います。食べ物のシミなどはうっかり見落とすと虫食いの原因になりますから、汚れのひどいもの、手に負えない素材はクリーニングに出して。

セーターやマフラーは、マルセイユ石鹸を手で擦って溶かした水に浸して、押し洗いします。タオルにくるくる巻いて水気をとれば、ふんわりと仕上がります。柔軟剤は使いません。いちどきには大変ですし、平に干す場所も足りないでしょうから、色や素材別に分けて、1日2、3枚としたらいかがでしょう。

冬物を仕舞うと気分もすっきりして、軽い労働はよいウォーミングアップになります。

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