暮らしの引き出し
洗剤とスポンジ

どんな仕事でも道具の善し悪しは、やる気と手際と仕上がりに影響します。よい道具を吟味して、その数や種類を最小限に留めて家事を進化させましょう。

洗剤は何をお使いですか? 洗剤は手荒れの原因にもなりますので要注意です。手荒れが気になる人はマルセイユ石鹸を使ってみてください。マルセイユ石鹸は冷たい水に適しています。ですから1年を通して、食器は水で洗います。真冬のしびれるほどに冷たいときだけ、春の水温くらいに感じるように、ほんの少し湯を足す程度です。湯を使わないだけでも、手荒れはグンと少なくなります。

肉の脂や揚げ物など、石鹸だけでは手に負えないとき、あるいはガラス製品などをまとめて洗うときには、純植物性の食器洗い洗剤を少し使います。プラスチック容器に20倍の薄め液を作って、それを使ってみてください。植物成分からつくられたものであっても、界面活性剤は皮膚の油脂分を分解します。必要最低限の使用に留めましょう。

スポンジはどんなものをお使いですか? 写真現像用のセルローススポンジをカメラ屋さんで見つけました。これは、フィルムや印画紙の水洗後の表面に付着した水滴を完全に拭き取るための専門道具で、表面を傷つけることなく、滑面との密着性に優れています。ほとんどの汚れはこれだけできれいに落ちます。

使い終わったスポンジは、必ず流水で泡がなくなるまで念入りにすすぎます。最後にぎゅっと絞ってラックで乾かして、いつも清潔を心がけましょう。

濡れたままにしておくと、汚れと石鹸が混じったものがスポンジの無数の気孔に入りこんで、そこで腐敗してカビが生えます。考えただけでもゾッとしますね。汚れを落とす道具が不潔なのは本末転倒です。

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