いちごを食べると身も心もよみがえる気がします。色あざやかでみずみずしく、今日も幸せに生きていますって感じ。いちごは冬から出まわっていますが、本来は5月が旬、この時期の小粒のいちごは、ちょっと不格好で実もしまっており、プリザーブにもっとも向いています。特売のいちごを見つけてたくさん作ってください。冷蔵庫に保存すれば1週間は食べつづけられますので、毎朝ジャムの代わりにたっぷりと。
[材料]
いちご 2パック
グラニュー糖 150グラム
ラム酒 大さじ2杯くらい
[作り方]
時間が勝負なので、必要な道具を手元に揃えてください。ボウル、ペティナイフ、水切り笊、木のスプーン、厚手のホウロウ鍋もしくはガラスの鍋、プリザーブ用のガラスの器、または白い陶磁器。
大きめのボウルに1リットルほど水を張り、茶さじ1杯の塩を溶かします。いちごを塩水に浸して10分待ちます。水洗いして、水切り笊にあけて、ひとつずつペティナイフでヘタを取りながら、もとのボウルに移します。
鍋に水を30ccほど入れて中央にグラニュー糖をうずたかく盛り、弱火で静かに煮ます。砂糖が溶けて泡が立ってきたら、かき混ぜながらラム酒をドボッとひと注ぎ。また泡が立ってきますから、またかき混ぜながら煮詰めます。
木のスプーンですくってみて、飴のようにどろりとしてきたら、いちごを一気に鍋へ。中火にして、木のスプーンの背でいちごを底から上へと静かにやさしく手早く返しながら混ぜます。全体にむらなく飴がからまって、汁ががいちご全体の6分目くらいまであがってきたら火を止めます。
しばらく底のいちごを上へと返しながら、あら熱をとります。そして、すぐに保存用の器にいちごをスプーンですくって移します。このとき、底のほうから、熱の通った順に移します。鍋には真っ赤ないちごのソースが残りました。半分になるまで弱火で煮詰めて冷ましましょう。ポットに盛ったいちごの表面を覆うようにソースをかけてつややかに仕上げます。出来上がり。
常温まで冷めたら、ラップして冷蔵庫に保存します。ソースはアイスクリームやヨーグルト、マスカルポーネなどにかけて、ミントの葉を1枚添えれば、目のさめるような鮮やかなデザートになりますよ。
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