暮らしの引き出し
7月の過ごし方

2009年7月掲載

2009年もすでに前半が過ぎました。この半年はいかがでした? 去年の暮れから、なにも進展せず、なにも変わらず、さも不安だけがこの世を覆っているかのような悲観論を耳にしますね。でもほんとうにそうでしょうか? 静かなまなざしで見つめれば、私たちの価値観は進化の途中、行動は着実に成果をもたらしつつある。そういった、地道で微細な変化に目を向ける人が少ないだけということに気がつくはずです。

どんな経験も、なにひとつ無駄なことはなく、すべては生きる糧(かて)といいます。この半年におきた経済、環境の情勢は私たち一人ひとりに、いまをどう生きるか、過去を、未来をどう繋げられるか、といった問いを投げかけているかのようです。

7月のはじめ、七夕の夜は、空に織姫と彦星を探しながら美しい伝説をたどり、中の盆には、先祖とともに過ぎし日を偲ぶ宵を過ごしましょう。新しいことに向かう前に、過去に一礼することで、たくさんの教訓やアイデアのひらめきが得られるものですよ。

そして海開き、いよいよ本格的な夏がやってきますね。季節のサイクルは私たちの心やからだにも大きく影響を及ぼすようです。暑さに備えて、いまは体力も気力も充実しています。もしもあなたが夜型から朝型の生活に切り替えたいと思っているとしたら、絶好のチャンスかも。陽射しも強くなり、朝日とともに起きる習慣をからだにおぼえさせることも容易にできます。木々の生命力にあふれたさまは、目ざめを心地よいものにし、深呼吸すれば、おなかがグウ〜。さっそく生命活動がはじまりましたよ。

子どもたちにとっては、待ちに待った夏休み。雨上がりに、空に架かった虹を見つけて、その根元を探そうと夢中で走った幼い日々が甦ってきます。ドレミファソラ(空)には、なないろの橋……。

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