暮らしの引き出し
寝間着、あるいは寝巻き

あなたはなにを着ておやすみですか? パジャマ? ゆかた? Tシャツにトランクス、それとも裸で? なんだか寝苦しくて途中で目が覚めるといった経験のある人は、着ているものを見直してみてください。

パジャマはゆったりめのサイズを選びます。横になってゴロゴロと寝返りを打ってみてください。身幅や首まわり、袖ぐりがゆるくないと、首のあたりが窮屈で、肩を引っ張られて羽交い締めにされたような状態になります。

朝起きて、おなかのまわりをチェックします。パジャマやトランクスのゴムの跡がついていたら、血液やリンパの流れを妨げている証拠です。さっそくゴムを抜き取って、紐に変えましょう。簡単に紐通しを成功させる方法は、ゴムを切ってその片端に紐を結んでゴムを引っ張り抜きます。紐は手芸店などで綿のロープやテープを求めて代用します。

ゆかたやローブも、寝るときには帯やベルトを結んだはずなのに、朝起きたら紐がとれて前がはだけてしまう。ロングTシャツ、ネグリジェ、これらは寝返りをうっても、からだに添ってまとわりつきますが、上へたくし上げられていませんか。私たちは眠っている間にも、右へ左へと寝返りうったり、上へ下へとからだをずらしたり、驚くほどに動いています。まとわりつくものから逃れようと、束縛するものから解放されようと奮闘した証しです。

このように、「寝巻き」とは読んで字のごとし、せいぜい肩を冷やさないためにからだに巻く程度のものだと考えたほうがいいでしょう。安眠の条件はからだを締めつけないことです。裸で寝る人がいますが、たぶん、一度でもその気持ちよさを体験したら、二度と着衣の息苦しさには耐えられなくなることでしょう。裸でなくとも、下着をつけないだけでも、ずいぶんと開放的な気分になれますよ。今夜からさっそく自由解放への道を。

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