暮らしの引き出し
シンクについて考える

世の人気は、中華鍋も洗えるくらいの広いシンクらしいです。これは汚れ物を大量に放りこんで溜めておくには便利かもしれませんが、これまでの後片づけの手順を思い出してみてください。汚れを散らかさないで、分別して洗う話を振り返ると、またちがった角度から発想することができるでしょう。

シンクを2つ設けるとか。現実的には広いシンクをひとつよりも、中くらいのシンクを2つ。あるいは片方をやや広めにしてもう一方は狭くして、といったように決めごとをあらかじめ作ったほうが計画しやすいと思います。付帯設備には、ひとつを洗う専用とすれば、排水口と洗剤ラックとゴミ籠が必要です。もう片方をすすぎや浸し専用として使えば、排水口のみで充分です。

たとえば、買ってきた野菜などの泥汚れを洗う。いっぽうで、洗い終わった順に葉ものやくだものを甦らせるために浸す。食器洗いなら、本洗いしたものを隣のシンクに移してすすぎ洗いができるし、油汚れのものと水だけで洗うものとを使い分けられる。このようにキッチンは、流れ、および同時作業ができると、仕事の効率がグンとよくなります。

シンクはなるべく深いほうがいいでしょう。シンク外への水跳ねが防げるので床や壁を汚しません。また、水道の蛇口と排水口の位置関係も重要です。吐水口の真下に排水口を設けると、排水口の汚れが水の勢いで跳ねます。とくに排水口に生ゴミの籠を組みこむタイプは口径が大きいので、取りつけ位置と水の落ちる場所の関係をチェックしてください。

蛇口はシンクの両側に2口つけて、片方は水温を調整できるタイプ、片方は浄水器などを設置して、飲料水の出るタイプに分けると無駄を省けることでしょう。

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