暮らしの引き出し
美しく、心地よく、しかも合理的

ホテルならともかく、家庭のベッドでそんなに何枚ものリネンを使ったら洗濯やアイロンがけがたいへん……と想像しただけで二の足を踏む人も多いかと思います。

2枚のシーツの間に滑りこんで眠る西洋の知恵は、シーツに汗や汚れをなるべく吸い取らせて、ベッドパッドや毛布などの厚いものを汚さないという発想です。寝る前に入浴をするという習慣のない国では、シーツは下着も同然の存在なのでしょう。裸で寝る人もいることですし。

ここで注目したいのは、シーツという手入れに簡便で軽量な布を、何枚も頻繁に取り替えることで清潔を保てる合理性です。そしてアイロンをかけることで殺菌も兼ねて、白一色で覆いつくし、見た目にもリフレッシュできるのが最大の魅力です。シーツを毎晩取り替えるといったら、リネンメイドや召使いが必要ですけれど、寝る前に入浴する習慣のある日本では、それから裸で寝る人以外は、毎晩取り替える必要はないでしょう。どのくらいで取り替えるかは、寝る人の労働の種類や年齢、健康状態にもよります。

現在布団の生活をしている人も、シングルサイズのベースシーツとカバーシーツ、そして掛け布団を丸ごとデュヴェ・カバーで包むと、同じような効果が得られて、ずっと快適に過ごせると思います。

気持ちよく眠る、清潔を保つ、ことのほか大切なのは、見た目の美しさと心地よさです。

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