暮らしの引き出し
寒い夜のタコのトマト煮

タコのおいしい季節です。冷える夜には、タコのトマト煮で温まりましょうよ。圧力鍋で20分間煮こむだけ、ひとりでも2人前、そのほうが絶対においしいですよね。

とっても簡単なのに、見た目は凝ったひと皿の地中海の料理です。白ワインとともに幸せに満ちたディナーになりますように。茹でたジャガイモやこんがり焼いたフランスパンに、エキストラバージンオリーブオイルをかけて添えます。

明くる日は残したソースを温め直して、とろけるようないいお味。ピタパンにはさんだり、ピザトーストで朝食にどうぞ。

[材料](2人前)

 茹でダコの足は念入りに洗って、まるごとひとり1〜2本ずつ
 トマトの水煮缶(400g)1缶
 玉ねぎ中くらい2個をみじん切り
 にんにく1片をみじん切り
 エキストラバージンオリーブオイルは大さじ2杯
 白ワインをグラス半分くらい
 赤い唐辛子1本まるごと
 ローリエ1枚、あるいはローズマリーの小枝
 塩と胡椒

[作り方]

 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れたら、弱火でゆっくり焦げないように温めて、香りが立ってきたら玉ねぎを入れて中火で炒めます。玉ねぎが透明になったら、トマトの水煮を汁ごと全部入れます。さらに、トマト缶に半分くらいの水を注いで、残っているトマト汁をきれいにすすいで鍋に足します。
 トマトを木べらで形がなくなるまで突き崩します。しばらく煮詰めて甘みを引き出し、赤唐辛子とローリエ、タコと白ワインを加えて、ぐつぐつ煮立ったところで圧力鍋の蓋を閉めます。シューッと蒸気の音がしたら弱火にして20分間煮ます。火を止めて自然に冷めるのを待ち、ストッパーが降りたら、蓋を取って出来上がりです。

[おいしく食べるには]

 ジャガイモやフランスパンを準備しているあいだ、あっつあつが美味しいので、もう一度火にかけて、弱火でときどき鍋の底をかき混ぜながら煮詰めてゆきます。全体にとろりとしてきたら、火を止める直前にかならず味見して。茹でダコには塩味があるので、塩はいらないかも。
 そこで最後に塩を調整して、胡椒を挽いて味を整えてお皿に盛ります。赤いトマトのソースのなかに隠れた赤い唐辛子を見つけたなら、「あったよ! ラッキー」といいながら取り出してね。お願いだから、それだけは食べないように。

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