![]() 昨今の、スピードやバイオレンス、エロティシズムを追い求めるマンガの一方には、昔から私たち日本人が持ちつづけてきた、自然を愛でる感受性を、しっとりと描きだしている作品が存在するのです。 夏目 房之介さんが、そうした“マンガの中の自然”をふらりと訪ねる、連載批評です。 夏目 房之介さんのプロファイル |
第十回「私にとっての“自然”」 諸星大二郎『無面目』について 第九回「海のなごり」 高野文子『玄関』について 第八回「なにもいわない空」 近藤ようこ『水鏡奇譚』について 第七回「桜の下へ」 吉田秋生『櫻の園』について 第六回「風景の音」 森雅之『耳の散歩』について 第五回「浮遊感覚」 たむらしげる『銀河の魚』について 第四回「雪見」 杉浦日向子『YASUJI東京』について 第三回「下町の植物」 滝田ゆう『寺島町奇譚』について 第二回「アジアの雨」 坂田 靖子『アジア変幻記2 塔にふる雪』について 第一回「郊外の木漏れ日」 谷口ジロー『歩く人』について |