|
 |
03 スウェーデンのスーパーマーケット |
出張から帰られたマダムが、アルバムを抱えて登場した。
“スウェーデンでスーパーの写真をたくさん撮ってきたの。環境に取り組むシステムの一端がわかるから、ちょっと見てみない? これが【デポジット】の回収機械。空きびんや空きカンをもどすと、キャッシュや現金代わりに使えるレシートが出てくるのよ”
【デポジット】とは、日本でいったら、ビールびんの回収みたいなものとか。でも、日本でビ−ルびんを返しても5円しかもどってこないけれど、スウェーデンでは空きカン1個につき0.5クローネ=約8円ももどってくるらしい。商品を買うときに、預け金ということで支払っているものが、バックされるだけなんだけど、これはうれしい! ちなみに日本では、アルミカンを回収業者に出しても1キロ30〜50円だ。しかもきちんとつぶして、まとめた状態でないといけない。
|
“これが機械の裏側ね。自動的に選別・圧縮までしてくれるから、手間がかからなくて簡単でしょ。便利でなくては広まらない! ゴミ問題の大切なポイントよね。こういうシステムがあれば、子どもたちだっておこづかいになるから、がんばって空きびんや空きカンを返すようになるし。楽しみながらリサイクルに貢献できるというわけよ”。
こんなにお金がもどってくるなら、ゴミちゃんも張りきって回収するぞっ、と思うのだが。
|
|
|
|