そのほかのゴミたちは?
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電池って、燃えないゴミ?
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電池には使いきりの[一次電池]と、充電してくり返し使える[二次電池]、[太陽電池・燃料電池]などがあります。乾電池といえば[一次電池]。この使い捨ての電池は、残念ながらまだ、リサイクル技術が確立されていません。リサイクルするためのエネルギーがかかり過ぎて、かえって資源のムダ使いになってしまうのが現状。基本的には、不燃ゴミとして回収・処理されます。
ただし、自治体によっては電池を回収しているところもあり、[一次電池]のゴミのなかから、リサイクル可能な[二次電池]を分別しているところもあります。環境に有害な水銀をふくむ乾電池は、現在つくられておらず、[水銀0使用]の表示がついています。
マンガン乾電池よりも寿命の長い、アルカリ乾電池を使うことで、ゴミの減量化をはかりましょう。不燃ゴミとして捨てるときには、+極とー極にセロハンテープを貼って出します。
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リサイクルできる電池
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ニカド電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池、小形シール鉛蓄電池などの[二次電池]は、リサイクルできます。ほかの電池と見わけられるように、リサイクルマークが表示されているので、捨てる前にチェック! 携帯電話やOA・AV機器などに使われている電池パックも同類です。
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これらの[小形充電式電池]をリサイクルするためには、黄色い[充電式電池リサイクルBOX]に捨てます。この箱は、全国10,000以上の店鋪に置かれています。まだまだ数が少ないのですが、大手の電器店やスーパーなどに設置されています。ちなみに西友は全店鋪に置いているそうです。
ただ、メーカーサイドの対応は鈍いのが現状。松下電池や東芝電池の話でも、環境に配慮はあるものの足並みそろわず、といった印象でした。これは、ほとんどの[小形充電式電池]は、電池使用機器として、電機機器に内蔵されて販売されるためでもあります。[小形充電式電池]の回収率は14%ですが、この内の80%が機器メーカーに返却され、リサイクルに回されています。
[小形充電式電池]は、通常500回のくり返し使用ができます。再資源化・再商品化はさまざま。ニカド電池はカドミウムと鉄・ニッケルの合金に再生され、それぞれニカド電池とステンレス鋼になります。
ニッケル水素電池は、やはり鉄・ニッケルの合金に再生され、ステンレス鋼に。リチウムイオン電池は、鉄、銅、コバルト合金、コバルト化合物に再資源化されます。小形シール鉛蓄電池は、鉛蓄電池に再商品化されたり、再生プラスチックになります。
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ボタン電池について
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ボタン電池は、環境の保全と再資源化から、銀・水銀の回収を行っています。再利用できるアルカリボタン電池と酸化銀電池、空気亜鉛電池などは、ペパーミントグリーンの回収箱へ。この回収ボックスは、やはり大手の電器店やスーパー、カメラ店、時計店などに設置されています。
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