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 サッカーに多い“ケガ”  肉離れ 


【症状】スプリントスポーツにつきものの肉離れ

1998年のJリーグの統計で、打撲、捻挫とともに3大傷害の1つである肉離れは、スプリントするスポーツにはつきものです。ダッシュやジャンプなどのスポーツ動作中に、筋線維の一部が損傷され、その結果、急激な痛みを感じてプレーの継続が困難となります。また、再発が多いことも、この傷害が問題となる1つの理由です。

肉離れは一般的にどの筋肉でも起こるのですが、サッカーでは、大腿ハムストリングと大腿四頭筋、下腿の腓腹筋やヒラメ筋、すなわち、もも前、もも裏、ふくらはぎで多く起こります。実際に、よく起こり問題になるのは、ハムストリングです。

肉離れでは、筋肉の一部が断裂し、叩かれたり蹴られたような衝撃を感じることもありますが、小さな損傷の場合は、ピリッと刺されたような痛みが起こります。筋肉を動かすことによる疼痛のほか、局所の腫れやしこりがみられます。MRIや超音波検査が非常に有効で、早期に検査すると、損傷部位を含めた、おおよその重症度が判定できます。

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肉離れのMRI像
(左:T1強調画像 右:T2強調画像)



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