Digital Camera Basics
【その11】 [デジカメ相談室]〜みなさんの疑問にお答えします・1



 02 パソコンに接続しての利用方法に関するご質問

Q1

デジタルカメラで撮影したデータをパソコンで開くと、[96dpi]や[72dpi]など低い
解像度になっています。プリンタなどは1440dpiとなっていますが、うまくプリントできますか? また、解像度を変えることで、画質が劣化しませんか?



A 答えは、“問題ありません”ということになります。

プリンターなどの出力解像度のdpiは、あくまで出力の際のピクセルの密度を示します。これに対し、デジタルカメラのデータは、モニタでの確認、使用を想定して96dpi、あるいは72dpiに設定されています。

しかし、パソコンのフォトレタッチソフトで解像度は自由に変更することができますから、プリンタに合わせた解像度に変更してプリントすれば問題はない、というわけです。ただし、この際に“ピクセルの数を変えないこと”“画像データサイズを変更しないこと”、この2点に注意しましょう。ピクセル数を変えないかぎり、画質は劣化しません。


photo photo
デジタルカメラで撮影した画像の解像度とサイズを、レタッチソフトで表示させてみると、96ピクセル/インチ(dpiと数値的にはおなじ)で約33cm×25cmとなっています。 画像自体のピクセル数とサイズを変えないように解像度を変更してみます。ここでは360ピクセル/インチに設定していますが、ピクセル数を変えずに解像度(密度)をあげているので、画像サイズは約3.5×2.6cmになっています。


また、プリンタの出力解像度が1440dpiだからといって、必ずしも写真データも1440dpiに設定する必要はありません。使用するプリンタによってここまででじゅうぶん、といえるもっと低い解像度設定があります。多くの場合プリンタの1/4程度の解像度でもじゅうぶんです。自分のプリンタに最適な解像度を見つけて、その解像度に設定してプリントしましょう。


*くわしくは、第7回[デジタルカメラの画像をプリントしてみよう]を参照してください。




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02-Q2