Digital Camera Basics

その7 デジタルカメラの画像をプリントしてみよう



撮影したデータを整理し、作品として“仕上げ”もした‥‥いよいよプリント!

前々回の“その5”は、デジタルカメラから画像をパソコンへと転送し、保存するまで、前回の“その6”では、データの整理とフォトレタッチソフトを利用しての“仕上げ”までのレッスンでした。今回は、デジタルカメラで撮影したデータをプリントアウトしてみましょう。




よく耳にする言葉、“解像度”を理解しよう。

プリンターやスキャナーなどのカタログなどにも、ひんぱんに登場する“解像度”。“画像のクオリティに影響するんだろうな……”と、漠然と理解している方が多いようです。たしかに、デジタルフォト初心者の方にとっては、理解しにくいものかもしれませんが、これもデジタル画像の“基礎知識”というべきもの、ここで、その意味をちゃんと理解しておきましょう。

解像度は、画像を構成する色の粒(ピクセル、あるいはドット)の密度を指します。そしてこの解像度は“ppi”または“dpi”の単位が使用されます。それぞれ、“ピクセル・パー・インチ”“ドット・パー・インチ”のこと。1インチ(約2.5cm)あたり、いくつのピクセル、ドットを表示、あるいは表示・出力するかというものです。メートル法を利用する日本でも、この解像度の単位では一般にインチで表記します。

つまり、同じピクセル数の画像ならば、解像度(密度)が高いほど出力サイズは小さくなります。画像は小さくなりますが、画像情報の密度が高く、それだけクオリティは高くなります。

ですから、クオリティが変わらないのに“無意味に”解像度を上げてしまうと、プリントできるサイズが小さくなってしまいます。使用するプリンターにあわせた、最適な解像度設定を行う必要があるわけです。
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例えば100ppiの解像度なら、1インチに100個のピクセルが詰めこまれているということです。

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横幅1000ピクセルの画像データを、100ppiにセットして出力(プリントなど)すると、1インチに100ピクセル詰めこまれるわけですから、横幅10インチで出力されることになります。

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さらに、横幅1000ピクセルの画像を、今度は1000ppiにセットして出力(プリントなど)すると、1インチに1000ピクセル詰めこまれるわけですから、横幅1インチで出力されます。




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リサイズと解像度設定
 

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ドライバーソフトの
設定&印刷

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プリンターの“実力”を
確認しよう

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