Digital Camera Basics

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ヘルプインデックス


デジタルカメラに関するインデックス

camera ■アナログ写真
従来からのフィルムを使用する銀塩写真を、とくにデジタル写真と比較した場合にアナログ写真などと呼ぶことがあります。
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■一次電池と二次電池

一次電池とは、乾電池など使い切り型の電池で、充電により再生できない電池のこと。二次電池は、充電池、蓄電池などとも呼ばれ、充電することで再度使用が可能になる電池。最近ではカメラや携帯電話にも多用され、デジタルカメラの普及もあり、単三形の二次電池など、種類が増えています。 Canon IXY DIGITALシリーズのように、デジタルカメラによってはこの二次電池を専用バッテリーとしている機種も多くなってきています。
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■色再現性
色再現性は、実物の色と記録された画像の色にどの程度のちがいがあるか、ということ、実物と同じ色、彩度、カラーバランスで記録できていれば、色再現性は高いということになります。
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■黄金分割フレーム
画面が安定して見える構図、被写体の配置をフレーム化したもの。フレームに沿って被写体を配置するだけで、簡単に構図をとりやすくなり、初心者向けの構図の解説によく使用されます。
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■階 調
階調とは、画像のいちばん明るい部分からいちばん暗い部分までを何段階で再現できるかのこと。階調数が多いほど、画像のグラデーション部をより滑らかに、忠実に再現することが可能になります。デジタルカメラでは256階調で記録します。
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■画素数
画素数はそのデジタル画像を構成するピクセルの数のことです。たとえばタテ100ピクセル、ヨコ100ピクセルの画像の場合、単純にタテ×ヨコで1万ピクセル=1万画素ということになります。画素数の多い画像は、パソコンでのモニタ表示やプリントアウトの際に、より大きく表示または印刷できるほか、同じサイズならばよりクオリティの高い表示、または印刷が行なえます。 画素数が多ければ、画像の情報量も多くクオリティが高くなりますが、デジタルカメラの画質はこの画素数以外に、レンズ性能など画素以外の影響を大きく受けます。画素数のみでデジタルカメラの画質を判断するのはさけた方がいいでしょう。
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■画質モード
クオリティの高い画像は、それだけ情報量も多くファイルサイズも大きくなってしまいます。容量の決まっているメモリ内に記録できる枚数が減り、撮影可能枚数が減ります。 そこで、デジタルカメラでは目的に応じて画像のサイズやクオリティを選択できるようになっています。大切な画像は大きなサイズのクオリティの高い画質モードで、メモ代わりの撮影などでは小サイズのモードや標準クオリティの画像モードを選択するなど、自由に切り替えることができます。
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■銀塩写真・銀塩カメラ
従来からのフィルムを使用する写真、およびフィルムを使用するカメラ。フィルムに塗られた乳剤に銀粒子が含まれ、これで画像を記録することからこう呼ばれます。デジタル写真と比較して、アナログ写真と呼ばれることもあります。
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■光学ファインダー
ファインダーはカメラの被写体を見る部分のことで、光学ファインダーは従来の銀塩カメラと同じように、実際の被写体を光学レンズ、ガラスなどを通して見る部分です。電源が入っていなくても見ることができ(カバー付きのカメラを除く)、電力を必要としないので電池を長もちさせることができますが、実際に写る(記録される)範囲と多少の誤差が生じます。とくに近接撮影では誤差が大きくなります。
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■光 源
文字通り光の源となるもののことで、屋外であれば太陽、室内であれば蛍光灯や白熱光などがこれにあたります。ほかにも街灯、ストロボなど撮影に使用する光を発するものを光源といいます。
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■構 図
被写体を画面内のどこに配置するかが構図です。まったく同じ状況で同じものを撮影しても、構図によってすてきな作品になったり、平凡なものになったりもします。初心者は無意識にAFフレームのある中央に被写体を配置してしまうことが多くなります。このような構図で無意識に撮られたものを“日の丸構図”などと呼び、悪い例としてあげられます。
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■コントラスト
画像の明暗の比のことをコントラストといいます。明暗の差が激しいほどコントラストが高いといいます。白から黒になだらかに色が変わる場合コントラストが低い、その逆に白から黒に急激に色が変わる場合にコントラストが高い、などといいます。コントラストの低い画像を“ねむい画像”などということもあります。
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■撮影モード
撮影モードは、撮影する方法を選択するもので、すべてをカメラ任せにする全自動モードのほか、ストロボの使用・不使用など一部を自分でコントロールできるモードなど各種が用意され、搭載されるモードはカメラの機種によって異なります。
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■撮像素子
光を受けて電気信号に変換する電子部品。現在、デジタルカメラ用として利用されているのは、“CCD”、“CMOSセンサー”など。これらの撮像素子は、光を電気信号にしているものの、光をデジタル信号として変換する機能はありません。撮像素子からの電気信号を、デジタルカメラ内に組みこまれたD/Aコンバータがデジタル信号化し、デジタルデータとしているのです。デジタルカメラでは、さらにこのデータに各種補正などを行い、画像データとしてメモリに記録することになります。
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■CCD
Charge Coupled Device の略。デジタルカメラでは、従来の銀塩カメラのフィルムの位置に配置され、レンズを通った光を受光する部分。光学情報を電気信号に変換する光センサーの一つで、CCDから取り出される電気信号はアナログデータ。CCD自体には、これをデジタル信号として変換する機能はなく、デジタルカメラ内に組みこまれたD/Aコンバータがデジタル信号化し、デジタルデータとします。デジタルカメラでは、さらにこのデータに各種補正などを行い、画像データとしてメモリに記録します。
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■スモールサイズとラージサイズ
デジタルカメラの機種によっては、記録画像の圧縮率によるクオリティ選択のほか、記録する画像サイズを選択できる場合があります。記録画素数の少ない“スモール”と、逆に多い“ラージ”、この2種類からの選択が一般的ですが、Canon IXY DIGITAL 300の場合では、1600*1200、1024*768、640*480の3種類から選択できます。また、これに3種の圧縮率にちがいによるクオリティ選択が加わり、合計9種類の記録画像選択が可能になります。
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■CMOSセンサー
“CMOSイメージセンサー”とも呼ばれ、CMOSという半導体の一種に受光機能をもたせたもので、働きはCCDとほぼ同じ。小型・低消費電力であることが特徴ですが、従来は画質的にはCCDより劣るとされていました。しかし、Canon EOS D30に搭載されたCMOSセンサーでは、ハイエンドユースにも利用できる高画質ぶりを見せており、EOS D30が、“CMOSセンサー=低画質”の旧来の常識を打ち破ったといえます。
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■Type II 規格
CF(コンパクトフラッシュ)メモリカードの厚みを少し増した規格で、このType IIの規格のスロットをもつデジタルカメラでは、従来からのCFメモリカード[Type I]と[Type II]規格のハードディスクタイプメモリなどの使用が可能。ただし、Type Iにも対応するハードディスクタイプメモリも発表されており、Type I・Type IIのちがいだけでデジタルカメラを選択する必要は、いまのところなさそうです。
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■タテ位置・ヨコ位置
カメラをヨコに構えるか、タテに構えるかのちがいです。カメラの上下に従って撮影すると、横長のヨコ位置撮影となりますが、より自由な表現のために被写体や撮影意図によって使いわけることが大切になります。ヨコ位置は広がりを表現し、タテ位置は奥行きや高さを表現します。
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■デジタル画像とは
デジタル画像とは、画像の色や輪郭などの絵柄の情報を0と1で記録しデジタル化したもの。画像は色の粒の集まりとして記録され、どの位置に何色の粒があるかを記録して、1枚のデジタル画像データとして保存されます。この色の粒のことを“ピクセル”“ドット”“画素”などといいます。
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■デジタルカメラ
電気的にデジタルデータとして画像を記録するカメラ。従来のようにフィルムは使用せず、メモリと呼ばれる電気的な記憶媒体に記録されます。
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■デジタル写真
写真画像の絵柄や色などの情報を0と1のデジタルデータで記録したもので、デジタルカメラで撮影した画像などがこれにあたります。デジタルカメラで撮影した画像のほか、フィルムで撮影した従来の写真をスキャナーで読みとることでデジタル写真となります。デジタルフォトなどとも呼ばれます。
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■データサイズ
デジタルの画像データは、ワープロで作成するデータのように、コンピューター上で見られる1つのファイルとして保存されます。画像データの持つピクセル数が多く、情報量が多いとこのデータのサイズが大きくなります。サイズはパソコンで一般的に使用されるMB(メガバイト)が使用されます。
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■手ブレ
撮影時にカメラを持つ手が揺れてしまうと、画像も揺れて記録されてしまいます。このような画像が揺れたような状態を“ブレ”といい、ブレている写真を手ブレ写真などといいます。手ブレ写真では、画像の一部だけでなく画像全体がブレています。
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■ノイズ
元の画像(実際の景色)にはなかった色や線、模様などが画像データに記録されることがあります。これらを総じて“ノイズ”と呼びます。実際にはそこになかった色の点であったり、四角いブロック状のムラのようなものであったり、線がにじんだように記録されるものなど、さまざまです。ノイズ発生の要因もさまざまで、デジタルカメラでの記録時や、JPEG形式など劣化圧縮するファイル形式で画像を保存した際などに発生するとされます。
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■被写体ブレ
画像の記録中に被写体が動いてしまったために、被写体がブレて写ることを被写体ブレといいます。動いているものだけがブレて写り、手ブレとちがい止まっている建物などはブレずに写ります。
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■フォーカシングスクリーン
カメラ内部で、画像を中空に映し出すための磨りガラスのようなもの。撮影者はこのフォーカシングスクリーンに投影された画像を、ファインダーをのぞいて見て撮影する。ピントの確認や、もちろん実像の動きの変化などを確認することができる。実際に写る画像とほぼ同じ画像が見られ、またレンズを通った後の光を投影しているので、レンズの効果もファインダーから確認できるようになる。現在の銀塩カメラでは、搭載されていることが“あたりまえ”の部品。
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■ホワイトバランス
どの色を“白”として表現するかの調整で、ビデオカメラで培われた技術。多くの機種では光源の色に応じて自動的にバランス調整する“オートホワイトバランス機構”を採用しています。最近のデジタルカメラでは、“昼光”“白熱灯光”“蛍光灯”など、光源にあわせて選択し、ホワイトバランスを固定できるものが増えつつあります。
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■マクロ撮影モード
近距離にある被写体を撮影する際に使用するモードです。通常のレンズ設定のままではピントが合わないような近距離にある被写体を撮影することができます。デジタルカメラの場合特別なアタッチメントなしに、10cm以内の近距離撮影ができる機種が一般的です。
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■メモリカード(メモリ)
デジタルカメラで撮影された画像は、半導体チップであるメモリに記録されます。脱着が可能で、規格化されたカードタイプのメモリをメモリカードといいます。メモリカードは容量が決まっており、パソコンなどで使用されるMB(メガバイト)で表され、容量は数種のものが市販されています。 デジタルカメラではコンパクトフラッシュカード(CFカード)、またはスマートメディアが広く利用されています。デジタルカメラの機種によっては、カードタイプではなく内蔵式のメモリを使用しているものもあります。
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■ 露 出
いわゆる写真画像の明るさのことです。露出は明るすぎるものを露出オーバー、暗すぎるものを露出アンダーなどといいます。
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撮影テクニックについてのインデックス

camera ■アングル
英語を直訳すると“角度”、写真用語としては被写体に向けてカメラを構える角度、高さ、向きなどをいいます。一つの被写体をいろいろな角度、高さ、向きで見ることで、被写体の形のちがいや背景の変化など、写真の内容を変えていきます。より良い作品を撮るための重要な要素の一つです。
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■置きピン

動いている被写体を撮る際に、カメラのAFが上手くピント合わせを行なえない場合があります。そのような場合、被写体が通りそうな場所にあらかじめピントを合わせておき、被写体が通るときにシャッターを切るのが置きピンです。ピントを合わせてそのまま置いておく、ということです。ピントを合わせた位置の少し手前に被写体が来たときにシャッターを切るのがコツです。
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■画角

レンズが映し出す画像の中で、鮮明な画像として写しこむことができる範囲を角度で表したもので、画像を映す部分(フィルムや撮像素子)の対角線の長さに対する角度で表示されます。しかし縦と横の比率が異なるフィルムや撮像素子では、水平方向に対する画角と垂直方向に対する画角、この両方がスペックに表記されることもあります。人間の視野に近い画角を持つレンズを“標準レンズ”といい、それよりも広い範囲が映る(画角の広い)レンズを“広角レンズ”、狭い範囲が映る(画角の狭い)レンズを“望遠レンズ”などと呼びます。
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■逆光

順光の逆で、カメラの正面方向に太陽などの光源がある状態で、カメラに向かって光が射し込こんでくるライティング。半透明な物や薄い物は透けて輝き、色が明るく鮮やかに見えます。
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■サイド光

被写体の真横から光が当たるライティング。影が強くでることが多いが、その分、立体感を出しやすくなります。
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■CCフィルター

カラー・コンペイセンティング・フィルターのこと。セロファン状のカラーバランス補正用のフィルターで、Y・M・C・B・G・Rの6色で、細かなステップで複数の濃度のものがある。CCフィルターのほか、色温度調節用の“ライト・バランシング・フィルター(LBフィルター)”もシーンによっては効果的。
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■シャッターボタンの半押しと全押し

デジタルカメラ、銀塩カメラに関わらず、AFカメラではシャッターボタンが二段階構造になっています。 シャッターボタンに指を軽く乗せると、シャッターが切れずに指が止まる位置があります。ここまで押すことを“シャッターボタンの半押し”といい、この半押しをする際にカメラはピント合わせを行い、ピントを固定します。 さらにシャッターボタンを深く押し込むと、シャッターが切れ、画像が記録されます。ここまで押すことを“シャッターボタンの全押し”といいます。
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■順光

太陽などの光源を背にして、自分の背後から被写体に光が当たるライティング。被写体の色・形をハッキリと見せやすいが、立体感に乏しくなりがちです。
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■焦点距離
レンズの中心から、レンズが“像”を結ぶ点(焦点)までの光軸上の距離を、mmで表したもの。焦点距離が長いほど被写体が大きく写り、これは“望遠レンズ”、短いほど小さく写る“広角レンズ”となります。また、人間の目の画角に近い像が得られる焦点距離を持つレンズを“標準レンズ”などと呼びます。フィルムや撮像素子など、画像を受け取る部分の面積によって、その対角線長に対する画角が異なってくるので、デジタルカメラの場合、標準レンズの焦点距離はまちまちです。35mm銀塩カメラではサイズが規格化され、これが一般的であったことから、デジタルカメラも35mm銀塩カメラのレンズ焦点距離に換算して表記する場合が多いのです。
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■長時間露光
シャッター速度が遅く、長時間シャッターを開いて撮影すること。厳密に何分の一秒以下とは決まっていないが、1秒より遅いシャッター速度での撮影を長時間露光と呼ぶことが多い。
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■日中シンクロ
明るい日中の屋外でストロボ撮影を行うことを日中シンクロといいます。逆光で被写体が影になる場合や、被写体にある他の物の影を消す場合などに使用されます。撮影場所が明るい場合は、ストロボ自動発光モードにしていてもストロボは発光しない場合が多いですが、強制的に発光させることで日中シンクロ撮影が行なえます。
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■パララックス
ファインダー窓と撮影用レンズが別々に配されるコンパクトタイプのカメラでは、近距離撮影時に、ファインダーで見えている範囲と実際に写る範囲に誤差が生じます。これをパララックスといいます。撮影レンズも画像確認用のファインダーが同じである一眼レフカメラの場合、このパララックスは発生しません。ファインダー窓と撮影用レンズが別々なデジタルカメラでも、液晶モニターを使用すればレンズを通った光(画像)が表示されるため、パララックスによる失敗を防げます。
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■半逆光
サイド光と逆光の中間くらいの位置に光源があるライティング。ある程度立体感も出て、逆光のように花などを輝かせることができます。
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■パンフォーカス
近距離の被写体から遠距離の被写体まで、すべてのものにピントが合った写真をパンフォーカスといいます。一般に、広角レンズで絞りを絞ることで可能になります。
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■被写界深度
ピントを合わせた被写体の前後の、ピントの合う幅のこと。望遠レンズで近距離を撮影する場合、被写界深度は浅く(狭く)なります。また、絞りを開ければ開けるほど被写界深度は浅くなります。逆に、広角レンズで、遠距離にピントを合わせ、絞りを絞れば絞るほど、被写界深度は深く(広く)なり手前から遠くまでピントが合うようになります。
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■PLフィルター
ポラライジング・フィルターの略で、偏光フィルターのこと。被写体に当たっている光の反射を除去する効果があり、自然の撮影では空の青を濃くする、水面の反射を減らす、植物の葉の反射を除去するなどの効果がある。2種のタイプがあるが、デジタルカメラには円偏光(サーキュラーPL)タイプを使用する
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■ピント合わせ(AFフレーム)
デジタルカメラ・銀塩カメラに関わらず、オートフォーカス(以下AF)カメラではカメラが自動的にピントを合わせてくれます。カメラはファインダー内(ファインダーの中央付近)にあるAFフレームと重なっている物にピントを合わせ、重なっていない物にはピントが合いません。撮影時には撮りたい被写体とAFフレームを重ねる必要があります。 多くの機種では、光学ファインダーではAFフレームが表示されても、液晶モニターでは表示されない場合が多いので、画面内のどこでピントを合わせるのかを取扱説明書などで確認しておく必要があります。
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■ファインダー視野率(視野率)
実際に写る範囲を1として、ファインダーや液晶モニタで見えている範囲をパーセントで表したものが、視野率です。視野率100%なら写る範囲のすべてをファインダーや液晶モニタで確認できます。視野率が80%なら、ファインダーや液晶モニタでは実際の80%しか見えておらず、実際に撮ったカットの四辺がより広く、ファインダーや液晶モニタで見えなかったものが写ります。一般に同じ機種でも光学ファインダーの視野率は低いものが多く、液晶モニタで100%かそれに近い視野率を持っている場合がほとんどです。
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■前ボケ
ピントを合わせた被写体よりも手前にある物が、被写界深度から外れるとボケて写ります。この被写体の手前にある被写体のボケを前ボケといいます。
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■ライティング
光をどのように被写体にあてるか、どのような光をあてるかがライティングです。光を使って写し止める写真はこのライティングが非常に重要になってきます。ストロボや電灯などを使用する場合は、どこの位置からどういう角度でライトをあてるかで写真の写りが変わります。屋外での撮影では時間による太陽の高さのちがいや色のちがい、被写体を置く(立たせる)位置によって写りが変わってきます。
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■露出補正
通常はカメラが撮影する画面内の明るさを計測して、最適と思われる明るさ、露出で画像を記録します。しかし、カメラが最適とした露出が必ずしもみなさんの撮影意図に沿ったものとは限りません。そこで撮影時に明るめ、暗めの調節をすることが露出補正です。
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パソコンについてのインデックス

camera ■IDE
SCSIと同じくパソコン周辺機器を接続する際に使用する規格。標準でこのIDEを採用しているパソコンが多いのですが、1つのインターフェイスで2台の機器しか接続できないため、本体内蔵ハードディスクと内蔵CD−ROMドライブの使用で、すでに機器の増設ができなくなっている場合がほとんどです。速度面ではSCSI機器に劣るといわれていますが、安価に機器を購入できる利点もあります。
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■インストール

ソフトウェアなどをお使いのパソコンで使用できるようにセッティングすることです。CD−ROMなどからパソコンのハードディスクに単にコピーすれば終了するものや、“インストーラー”と呼ばれる専用ソフトで作業を行う必要のあるものもあり、方法はソフトウェアによって異なります。
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■OS(オペレーションシステム)
パソコンをコントロールするために必要な基本ソフトのことで“オーエス”と呼ばれます。このOSが無ければ、パソコンは単なる機械の寄せ集めとなり、フロッピーディスクなどの機器も使うことができません。Windows95やWindows98、MacOSなどがこのOSにあたります。種類はこのほかにもたくさんあります。
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■解像度
画像のクオリティを示すのが解像度です。1インチあたりにいくつのピクセルが詰まっているかの密度で示します。メートル法の普及している日本でもインチを使用し、“ピクセル/インチ(ppi)”“ドット/インチ(dpi)”の単位が使用されます。100dpiといえば、1インチあたり100個のピクセルが詰まっている、ということです。
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■外部記憶装置
フロッピーディスクでは容量が少ないため、画像データなどはたくさん保存しておくことができません。ハードディスクは容量が大きくても、ディスク交換ができない固定式のため、いつかはいっぱいになってしまいます。そこで外部の容量の大きなディスクを使用する記憶装置が必要になります。 現在もっとも普及しているのはMO(エムオー)と呼ばれる光磁気ディスクで、3.5インチサイズで230MBの容量を持つ物です。このほかにもたくさんの規格、サイズ、容量のものがあり、最近ではディスク1枚で数GBの容量を持つ“DVD-RAM”が注目されています。
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■画像データベースソフト
デジタルカメラで撮影した画像など、画像データが増えていくとその管理が大変です。そこで、画像を保存したディスクや、ディスク内の場所などを集中的に管理するのが画像データベースソフトです。 多くの場合縮小画像(サムネイル)を表示して、その画像の保存場所や、データの作成日時などの情報が呼び出せるようになっています。データベースとしてのデータの取り込み方法や表示形式は、ソフトによって異なります。
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■カラーマッチング
パソコンのモニタで見た画像をプリントしても、モニタで見たときと色味がちがうということがあります。これはモニタの色の表示方式と、プリンタの印刷で使用するインクの色、色数がちがうために起こります。この差が無くなるようにモニタのカラーバランスやコントラストなどの調整を行うことをカラーマッチングといいます。 カラーマッチングはモニタとプリンタの他、スキャナーなどの画像入出力機器を使用する際に行います。また、使用する機器の種類や、同じ機器でも経年変化などによって色味が変わるため、ユーザー個人が自分の機器で行う必要があります。
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■サムネイル画像
画像を縮小して表示した物をサムネイル画像などと呼びます。とくに大きな画像では開くのに時間がかかりますが、サムネイル画像は小さいのですぐに表示することができます。
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■CPU
パソコンの“脳”ともいえる部品で、このCPUの計算処理速度に応じてパソコンのパフォーマンスが変わります。通常周波数のメガヘルツ(MHz)でそのCPUの速度が表され、数字が大きいほど高速です。しかし、CPUのタイプにより同じ周波数でも速さは異なります。画像処理ではよりパワフルで高速なCPUが望まれます。
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■GIF形式
画像保存のファイル形式(ファイルフォーマット)の1つ。色数を256色に減色することでデータサイズを小さくしますが、一度GIF形式で保存した画像データは元のフルカラー画像にはもどせません。グラデーションの再現は苦手だが、鮮鋭度は高め。Webに使用するとダウンロードしながらじょじょに表示されるインターレースGIF、GIF形式の大元の規格であるConpuserveGIF、最新の規格であるGIF89aなど、細かくわけると数種類ありますが、総じて“GIF形式”といいます。
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■JPEG形式
JPEGとは本来データの圧縮方式の名称ですが、このJPEG方式の圧縮を利用しているデータを一般にJPEG形式と呼びます。ですからPICT形式など、形式としては別のファイル形式であっても、JPEG方式の圧縮を行なえるファイル形式もあります。JPEG圧縮によるデータ保存では、圧縮率を数段階で選ぶことができ、圧縮率が高ければデータサイズは小さくなりますが、画質は劣化します。
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■SCSI
スカジーと読みます。パソコンの周辺機器などを接続しデータを転送する規格のこと。 パソコン側にSCSI機器を接続するためのインターフェイスが必要で、標準装備しているパソコンも多くあります。SCSIインターフェイスを装備していないパソコンでは、SCSI拡張ボードを別途購入し、搭載する必要があります。1つのインターフェイスで7台までの機器をチェーン形式で接続が可能です。専用のケーブルを併用しますが、両端のコネクタにはいろいろな形状があるので、使用する機器に合わせて用意する必要があります。
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■スキャナー
銀塩カメラで撮影されたフィルム、プリントなどの画像を読みとりデジタルデータ化する機器。フィルム用のフィルムスキャナー、プリントなどを読みとるフラットベッドスキャナーが一般的です。
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■素材集
いろいろな目的に使用できる写真画像やイラスト、ロゴなど、さまざまなデジタル画像データをCD-ROMなどに多数収録したパッケージ。自分ではなかなか撮影できない場所の写真画像などを、手軽に利用することもできます。ハガキを作成する場合は、高解像度なデータを収録しているものがベター。“ホームページ用素材集”では利用目的がモニター表示のため、解像度が低く、印刷サイズが小さくなるので適していないといえるでしょう。
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■TWAIN
スキャナーなどを扱うためのソフト的なインターフェイスの規格で、この規格に対応している機器なら、専用ソフトを使用しなくても他メーカーのソフトを介してコントロールすることが可能になります。A社の機器をB社の販売するソフト上でコントロールする事ができるようになるのです。近年ではスキャナーに限らず、デジタルカメラなどもこのTWAIN規格に対応していて、現在はより拡張された規格のTWAIN32が広く使用されています。
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■ドライバソフト
パソコンが他の機器を使用する(コントロールする)際に使用するソフトウェアのことです。新しい機器をパソコンに接続した場合、ドライバソフトのインストールが必要になる場合がほとんどです。パソコンが使用するドライバソフトの他、特定のソフトだけが使用できる“プラグイン”などと呼ばれるドライバソフトもあります。
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■パソコン接続キット
デジカメとパソコンを接続するために必要なアクセサリーなどがパッケージになったもの。機種などによって同梱されるものは異なりますが、接続用ケーブルとドライバソフト、そして多くの場合、画像データベースソフトやフォトレタッチソフトも同梱されています。
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■パソコンへの画像転送
デジタルカメラで撮影した画像をパソコンで使用するには、画像をパソコン側に転送する必要があります。パソコンのシリアル端子とデジタルカメラをケーブルで接続し、ドライバーソフトで転送する方法の他、メモリカードをPCカードドライブに挿入してコピーする方法とがあります。ケーブルを使用した場合は、転送に時間がかかることが多くあります。 近年では、パソコンの赤外線ポートを使用して、物理的な接続なしに画像転送ができるパソコン、デジタルカメラも登場しています。
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■ハードディスク(HD)
パソコンに標準的に搭載されている磁気ディスク。データの読み書きが高速で、容量が大きいのが特徴。4GB(1GB=1000MB)を超えるような容量の大きな物がたくさん市販されています。回転速度が高速な、高速タイプのハードディスクなどもあります。
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■PCカード(PCMCIA)
PCMCIAと呼ばれる規格に対応したカード型の拡張機器で、メモリカード、モデムカードなど多くの機器があります。
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■PCカードドライブ
PCカードを使用するためのスロットを搭載している機器。挿入すればいつでもその機器を使用できるようになります。ノート型パソコンでは標準装備している物が一般的ですが、デスクトップ型パソコンでは搭載していない物がほとんどです。 モデムカードなどの各種機器を挿入して使用可能で、デジタルカメラのCFカードやスマートメディアは、ほとんどの場合アダプタの併用で挿入できるようになります。メモリカードを挿入すれば、コピーや削除などフロッピーディスクなどと同じように扱うことができ、より高速にデータの読み書きが行なえます。
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■ファイル形式(ファイルフォーマット)
デジタルデータを記録する際の形式のちがいで、どのようなルールでデータを記録しておくかのちがいです。デジタル画像データの記録に使用されるファイル形式は、10種を越える様々な形式があります。同じデータでも保存するファイル形式によって、データサイズが異なったり、画像のクオリティが異なったりします。デジタルカメラで広く使用されているファイル形式は“JPEG形式”と呼ばれるデータ圧縮を行う形式で、この形式で保存されたデータは、多くのグラフィックソフトで表示したり、処理することが可能です。
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■フォトレタッチソフト
写真画像だけでなくイラストなどの画像データを表示したり、各種特殊効果を加えたりすることのできるソフトウェア。明るさやカラーバランスの調整、シャープ処理、画像修正など多くの機能があり、使用できる処理・機能はソフトによって異なります。
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■フロッピーディスク(FD)
カセットテープなどと同じ磁気素材をディスク状にした記憶装置で、3.5インチサイズの物が一般的。普及率がもっとも高い記憶装置・ディスクですが、1枚あたり1.44MBと容量が少なく、データの長期の保存には向きません。
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■メディア
パソコン機器の記憶装置の話のなかでは、フロッピーディスクや各種光磁気ディスクなどの、パソコンに接続する機器側ではなく、使用するディスクのことを記録メディア、記録媒体、あるいは単にメディア、媒体などと呼びます。
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■メモリカードリーダー
デジタルカメラのメモリを読みとるためのアクセサリー。USBやSCSI(スカジー)などでパソコンと接続して、メモリ内のデータの読み出し、書きこみが可能になります。PCカードドライブとちがい、アダプターを使用しなくてもそのままメモリを挿入して使用できます。アダプターが不要である反面、メモリのタイプ別に別々のカードリーダーが必要になりますが、1台で複数のタイプのメモリに対応できる機種も市販されています。
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■モニターキャリブレーション
プリンターなど、モニター以外の機器で出力する際のカラーバランスと、モニターで表示されるカラーバランスなどを統一させるために行う調整の手法。ソフトウェア的にできる場合(搭載システムによります)と、モニターそのものを調整する方法などがあります。どちらにしても、完全に一致させることは、むずかしいといわざるをえません。
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■USB
SCSIやIDEに変わるものとして注目されている新しい規格で、データの転送速度も速く、1つのインターフェイスで256台もの機器の接続が可能。各種周辺機器がこの規格に対応すれば、拡張ボードなどなしにいろいろな機器が接続できるのですが、完全対応している製品がまだ少ないのが実状です。 USBインターフェイス(USBポート)を搭載していないパソコンでUSB機器を使用するには、USB拡張ボードを別途購入し、搭載する必要があります。
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プリンタについてのインデックス

camera ■インクジェット型プリンタ
文字通りインクを用紙に吹き付けて画像を印刷するプリンター。イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの4色を使用するのが基本ですが、写真画質を得るために6色を使用するタイプが登場し、普及しています。
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■ 昇華型プリンタ

数色のインクリボンを使用し、リボンのインクを溶かして用紙に付けるタイプのプリンター。写真画質のプリントが得られるますが、用紙サイズと同サイズのインクリボンを使用するため、大きなサイズの用紙にプリントできるものはランニングコストが高く、機器自体も非常に高価。ハガキサイズにプリントできる昇華型プリンタが安価で、多くのタイプが市販されています。
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■ダイレクトプリンタ
デジタルカメラを直接ケーブルで接続したり、メモリカードを直接挿入してプリントする事ができるプリンタ。パソコンを介さずにダイレクトに接続しプリントできることからダイレクトプリンタと呼ばれる。昇華型、インクジェット型の両方が市販されています。
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■プリンタの発色
パソコンのモニタで表示した画像をプリントすると、色が異なる場合があります。これはパソコンのモニタはR(赤)・G(緑)・B(青)の3色で表示しているのに対し、プリンタがY(イエロー)・M(マゼンタ)・C(シアン)・K(ブラック)の4色を基本にして印刷するためです。1つの色を作り出すための元になる色がちがうため、色が変わってしまうことがあるのです。近年ではインクの色数の増加、コントロールするソフトの向上などもあり、昔に比べちがいが出にくくなっていますが、派手な色や淡く微妙に色が混ざり合った色などではちがいが出ることもあります。
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