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■ | 理想のフォーム は、十人十色! |
これまで、高橋選手、カール・ルイス、モーリス・グリーンのフォームの特徴を見てきましたが、彼らのような一流ランナーのフォームが、はたして理想のフォームなのでしょうか?
結論からいえば、そんなことはありません。体型や筋力がちがえば適したフォームはちがいますし、からだの硬さによってもちがってきます。まさに、フォームは十人十色なのです。高橋選手の腕振りや、モーリス・グリーンの深い前傾角度などは、高い能力にウラづけられた個性であり、彼らにとっての理想の動きなのです。したがって、すべての選手に共通した、理想のフォームなど存在しないのです。 しかし、自己流のでたらめなフォームと、個性的なフォームはちがいます。正しいフォームは、ランニングのエネルギーロスを少なくし、ケガの予防に役立つのです。基本の上に成りたっているのが個性で、基本ができていないのが自己流と分けることができるでしょう。ゆっくり走るときの基本的なポイントを、8回目の[もっともっと走る!]で紹介しましたが、さらに速く走るためには、背筋を伸ばし、着地した脚にしっかり体重が乗っかり、力強くキックできる正しい基本的なフォームを身につけることが大切なのです。 |
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■ | ランニングの 理想のフォーム を身につける |
そこで、長距離走をおこなうときの正しいフォームを身につけるための方法を、今回のまとめとして紹介したいと思います。それは、正しいと思える選手のフォームをまねることなのです。そのためには、まねたい選手のフォームをイメージして、まずは正しく歩くことです。歩くことは走りの基本なのです。さらに、補強運動などをおこない、筋力の強化をはかることが理想的です。下記の表を参考にしながら、これらを実践して、基本にのっとった、あなただけのフォームを身につけてください。そして、それが、もっともエネルギーロスが少なく、ケガを起こしにくい、つまり、あなただけの理想のフォームということになるのですから! |
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(文:塩田 徹 〜 プロファイルはこちらへ) |
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