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04 “ないない人”のための食事アドバイス


#3 ヤマダ君の言い分・その2

“まったくもって耳の痛いご指摘です。でも、でも、どうしても朝食が摂れないんですよね……”。
意外と多い、このタイプの選手たち。どうしたらよいのでしょうか?

朝食を摂れない場合――1日で栄養の帳尻を合わせよう
1日に必要な栄養量を3食にわけて摂ることが望ましいのですが、ままならない場合もあります。“朝は菓子パンだけ”“昼はファーストフードですませた”という人も多いでしょう。こんなときは、1日のどこかで必要な栄養の足し算・引き算ができるように、調整します。

調整のポイント
illust ◎葉モノの野菜・色の濃い野菜をたっぷりと
◎高タンパクのものを
◎油分は、ひかえめに

上のポイントを実践するなら、こんなメニューがおすすめです。


納豆、冷奴、冷しゃぶ
煮もの・鍋もの……脂肪を控え、野菜をたっぷり食べる

朝練前になにかつまんで……朝食とは、“BREAK・FAST”
illust 空腹・睡眠など、からだが静かに落ち着いた状態をBREAK(目覚め)させることが朝食の大きな役目です。また、“朝食を摂る大学生は、摂らない学生よりテストの平均値が高かった”という報告もあります。軽くなにか食べてから、朝の練習にのぞみましょう。

◎糖分と水分を中心に


果物、おにぎり、カロリーメイト、牛乳、ジュース

前日の夕食時に、“朝、なにを食べるか”を考える習慣をつけましょう。


生体リズムに大きく影響する食事
海外旅行での悩みの1つ、“時差ボケ”。これを早く緩和するには、飛行機に乗った時点から現地時刻にそって食事を摂る方法があります。“おなかがすいたから食べる”とともに、“食事時間がきたから食べる”ことも、生活のリズムを整えるポイントです。


早寝・早起きの習慣を
前日の夕食を準備するときに、“朝、食べるもの”も考えるようにします。床に早く入る、長電話しないなどの生活の工夫も必要です。
夜食はよく考えて――夜10時以降は食べない
体内で消費されるエネルギー・栄養素は、午前中に食べたもののほうが、その日のうちに利用されやすい、という事実があります。夜食は体脂肪になりやすく、アスリートにとってはマイナスです。生活のリズムを、朝型に変えるようにしましょう。



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