はじめて耳にする、この言葉。これは、どういう仕組みになっているのでしょうか? “自然エネルギーによって発電された電力の循環付加価値分を導入企業が支払って、グリーン電力証書を受け取ることで、自然エネルギーを購入した、とみなすシステム”とのこと。なんだか、おもしろそうです。
これなら、立地条件に左右されることなく、自然エネルギーを“活用”することができるということ。つまり、“環境付加価値の販売と電気自体の販売を分離することで、電力会社のエリアにかかわらず、最も効率的な風力発電の利用が可能になる”(日本自然エネルギー株式会社ホームページより)というシステム。2001年度は、200万kWh分を購入。これは、750トンのCO2排出削減効果に相当するそうです。
2001年夏にリニューアルした大阪のソニータワーでは、使用する電力は、太陽光発電による電力をのぞいて、すべてこの“グリーン電力証書システム”を利用した風力発電による電力でまかなっています。このような導入例は、日本でははじめてだそう。
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