[環境経済入門]
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ケーススタディ・レポート
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第2回 ソニー[社会・環境報告書 2002]
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資材・原料の調達から、製造過程はいうまでもなく、製品のリサイクル段階まで、そのライフサイクルすべてを考えて製品を作る……もはや、これは“常識”のうち。今回の報告書で紹介されている、具体的な取り組みをいくつか取り上げてみましょう。
 
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■グリーンパートナー制度
2001年7月にはじまった“グリーンパートナー制度”。これは、資材の購買段階から環境配慮をすすめるために、ソニーと取引先(ビジネスパ−トナ−)が、連携して、環境配慮をすすめようという取り組み。さらに、“グリーンパートナー基準”として、環境マネジメントシステムの構築や情報開示を要請。これに応じて提出された環境活動レポートにより、活動内容を5段階評価しています。
 
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■製品・サービスへの環境配慮
“Green Management 2005”では、製品設計における具体的な環境配慮目標をもうけています。そのなかで、省エネルギー・省資源設計の代表例がウォークマンです。発売当初からの消費電力と資源消費量の変遷をみると、おどろくばかり!
 
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photo [MDウォークマン MZ-E909]
省資源・最軽量のモデルであると同時に、動作時の消費電力は、前モデルより32%改善した省エネタイプ。コード類からポリ塩化ビニルをなくし、配線板には無鉛はんだを使用。ハロゲン系難燃剤は使わず、包装からもポリ袋を全廃しました。

そのほかにも、各製品において、無鉛はんだへの切り替えや、使用時・待機時の消費電力を低減したり、包装材から発泡スチロールを全廃、または削減するといった取り組みがすすめられているそうです。
photo [エンタテインメントロボット AIBO “ラッテ&マカロン”]
落とした場合の危険性や、子どもが部品を飲み込む危険性などをふまえた、安全リスクマネジメントずみのAIBO。この2001年モデルは、平均消費電力が5Wと、2000年モデルの9Wより、さらに低消費電力化がすすみました!
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■eco infoマーク
製品の環境配慮について、購入者が情報を確認するためのツールが“eco infoマーク”。製品カタログや包装材、取扱説明書などに、このマークをさがしてみてください! ソニーが運営するホームページサイト Sony Driveでは、eco infoマークのついている商品を一覧できます。

Sony Drive:http://www.sony.jp/CorporateCruise/green/index3.html
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