[環境経済入門]
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ケーススタディ・レポート
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第2回 ソニー[社会・環境報告書 2002]
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〜“経済、社会、環境の持続可能性=サスティナビリティ”の観点から、名前も変わってお目見得です!
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おや? 表紙に書かれた名前に、目が止まりました。 昨年度までの“環境報告書”ではなく、“社会・環境報告書 2002”となっているのです。

このことについては……ありました! 冒頭にふれられています。いわく、“企業の社会的責任に対するアカウンタビリティ(説明責任)へのニーズが高まっている”ことを重視して、地球環境にかかわる活動の報告にとどまることなく、人々とのかかわりについて記述することにした”とのこと。

あらためて、目次を見てみると、ずいぶんすっきり! 個々の項目は細かくなっていますが、大きくわけて“地球環境とソニー”と“人々とソニー”。これを2本柱として、報告書の最後にデータ集というかたちになっています。

つまり、環境問題に取り組むのは、もはや当然のこと。さらに、持続可能な社会の一員としての説明責任をはたすことに、ソニーが大きく一歩を踏み出したということを宣言しての“改名”だったんですね。 もうひとつ、1994年、1997年、1999年と2、3年おきの発行だった報告書が、昨年から毎年の発行に変わったのも、ひとつの特徴です。

さらに、“ソニーは、誠実なビジネスを遂行することはもとより、環境・人権・労働分野を含んだ企業責任を果たしていきたいと考えています。そのために……法律だけでなく、グローバル・スタンダードやソニーの方針の遵守に努めています”の言葉が出てきます。この“コンプライアンス(遵法)”の方針もまた、ソニーの企業姿勢をあきらかにしたものということが伝わってきます。
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