mechanism

04: 足のコンストラクション



INDEX Page 複雑にして、繊細、強じん

レオナルド・ダ・ヴィンチは足について「人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である」と述べている。その理由は、人体を構成する約208個の骨のうち、1/4の約52個の骨が2本の足に使われていることによる。これらの骨のほかに、64の腱と76の関節が足を構成。この複雑な仕組みが、繊細な動きと強じんな耐久性を可能にしている。


カカトが大切

足の骨の50%がカカトの骨にあたる。ちなみにゴリラは40%、チンパンジーは33%。人間のカカトが発達していることがわかる。歩いたり、走ったりするときに、まずカカトから着地するため、この衝撃に耐えるべくカカトの骨が大きくなったと考えられる。


カカトの中でも・・

人間と他の動物の足をくらべると、とくに発達しているのが「載距突起(サイキョトッキ)」という部分。カカトの骨の一部で、足首とつながる骨を支える役目をになう。わずか1~1.5�のこの部分が、カラダ全体にかかる圧力の大部分を支える中心点になっている。人間の載距突起はゴリラよりも大きく、頑丈にできている。



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