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03: ショック・アブソーバー



INDEX Page 足には600トンもの負担

ニ本足で立ち、歩くということは、当然、四本足にかかる負担よりも大きい。ゆっくり歩くときで、一歩踏み出すごとに足にかかる重さは、体重の約20%増しになるといわれている。つまり体重68キロの人で、82キロの重さが足にかかる。人間は1日平均約6.5キロ歩くといわれており、これは歩数にして約7500歩。単純に計算して約615トンの重さを、1日、足に受けていることになる。


走ったり、跳んだりしたら・・

走っているとき、足にかかる力は体重の約3倍。跳んだときは約6倍になるという。当然、足への負担は増加する。体重68キロの人が10歩走ると、2トン以上の負担が足にのしかかる。


足への衝撃、脳へのショック

硬いアスファルトの路上を、裸足でカカトをつけて走ったとすると、足にかかる衝撃は17Gになるというリポートもある。これは時速54キロのスピードで走るクルマが、ブレーキをかけずにブロックに衝突したときと同じ衝撃。これほどの衝撃を意識しないですむのは、衝撃が足から脳に伝わる段階で骨や軟骨、筋肉、腱などで少しずつ吸収されているからだ。最終的に17Gの衝撃は、首や脳に到達するまでに0.2〜0.3Gほどに減少している。



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