Think about Endocrine Disrupters!


“みんなでできること”


03. 法律の整備を!

現在のところ、環境庁や厚生省は、安全基準を有害物質の排出量などで規定しています。しかし、有害性について確定できない物質や、知りえない物質、規制を受けない物質は、“たれ流し”状態を放置する結果となります。

どんどん増える一方の合成化学物質の作用について、科学的証明がむずかしい現状では、ひとつひとつの化学物質を規制する以外にも、製造、消費、廃棄の各段階で、環境中に漏れ出す化学物質を総体として“削減”する規制が望ましいとされています。こういった規制を化学物質排出・移動登録制度(PRTR)と呼び、米国、オランダなどでは、すでに導入されています。ゴミ問題に関しても、リサイクル法、処理法など、ゴミの総量を減らす制度や法律を早急にうち立てる必要があります。



環境庁によるPRTRの基本構造


[出所]環境庁
[出典]『環境ホルモンのしくみ』 佐藤 淳・著 日本実業出版社・刊



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