Digital Camera Basics
【その12】 [デジカメ相談室]〜みなさんの疑問にお答えします・2



 01 デジタルカメラの操作と撮影に関するご質問

Q5

記念写真などで、人物にピントを合わせたかったのに、背景にピントが合っていることがよくあります。どうしてですか?



A デジタルカメラに限らず、AF(オートフォーカス)カメラの場合、ファインダー内のAFフレームに重なっている物にピントが合うようになっています。キヤノンのPowerShot Aシリーズ、S10では、光学ファインダー中央部の[ ]がAFフレームです。シャッターボタンを半押しにした際に、このAFフレームと人物を重ね、ピント合わせを行う必要があります。

ただし、液晶モニターの場合は、AFフレームが表示されない機種が多いので、勘で中央付近でピントを合わせる必要があります。人物が小さくなるような距離での撮影では、AFフレームとずれてしまうこともあります。液晶モニターで確認しての撮影で、“手前の人物にピントを合わせたつもりなのに、いつも背景にピントが合ってしまう”という場合、AFフレーム位置の目測が誤っているということになります。対策は、光学ファインダーを見てAFフレームの位置の確認を、ということになります。


photo キヤノンPowerShotの光学ファインダー表示。中央の[]がAFフレーム。


また、遠景の撮影に使用する“遠景ボタン”(機種により名称は異なります)を搭載している機種では、誤ってボタンを押して遠景モードになっていると、AFカメラであってもピントが固定されてしまいます。遠景モードが解除されていることを確認するクセもつけましょう。




prev
【その12】
01-Q4
top
【その12】
TOP
next
【その12】
01-Q6