Digital Camera Basics
【その12】 [デジカメ相談室]〜みなさんの疑問にお答えします・2



 01 デジタルカメラの操作と撮影に関するご質問

Q6

夕陽を写したのですが、画像が乱れていたり、一部の色が変になっていることがあります。キレイに撮れませんか?



A 原因の1つとして、強い光がレンズ面に当たって起こるフレアや、レンズ内の乱反射で発生するゴーストが考えられます。フレアは画像全体がかすんだり、光の幕がかかったようになります。ゴーストは、きらきらと輝くような色(光)のかたまりが写るものです。

これらは手やボードなどで影を作り、レンズに太陽光などが当たらないようにすればなくなります。が、くれぐれも、手などを画面内に写しこまないように。


photo photo photo
画面左上の光の幕のようなモノがフレア。 太陽よりも下にある青っぽい輝きがゴースト。 CCDによる色の崩れ。太陽と反対側に暗く緑が浮いたような状態。カメラ、シーンによって症状は異なります。


もう1つ考えられる原因は、CCDによるもので、これは現在のデジタルカメラが抱えている問題の1つです。フィルムなら太陽の部分がまっ白になってしまったとしても、まわりの風景はまともに写っていることが多いのですが、デジタルカメラのCCDによる撮影の場合、いつもではありませんがシーンによっては、画像が乱れたり、色が変わってしまう場合があるのです。どのような症状になるかは、デジタルカメラの機種、撮影時の焦点距離、画面内での太陽の位置などによってさまざまです。太陽そのものを画面内からはずしたり、端に寄せると起こらなくなることもありますし、明るい太陽が雲に隠れたときをねらうというのも有効な方法です。いろいろなパターンで撮影してみて、経験則を用いることが、現状での対策ということになります。




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