Digital Camera Basics
【その11】 [デジカメ相談室]〜みなさんの疑問にお答えします・1



 02 パソコンに接続しての利用方法に関するご質問

Q5

自分のホームページにデジタルカメラで撮った画像を掲載したら、友だちから“重たくて見ていられない”とメールがきました。どういうことですか? どうすればいいのですか?



A ホームページが“重い”というのは、データサイズが大きく(重たくて)、表示が遅い場合に使われる“用語”ですね。また、接続回線の状態が悪く、表示が遅い場合などにも用いられます。

もしや、ホームページにデジタルカメラで撮影した画像をそのまま載せてしまったのではありませんか? だとすれば、“重たい”状況になるのは必須です。ホームページに合わせたデータに作り替える必要があります。

デジタルカメラで撮影した画像は、72dpiの出力解像度で、JPEG形式で保存されています。

まず解像度とサイズですが、ホームページに掲載する場合、デジタルカメラで撮影した画像そのままでは大きすぎます。85万画素のデジタルカメラの画像でも、モニタいっぱいになったり、はみ出してしまい、いたずらにデータサイズを大きくしてしまいます。必ず72dpi、もしくは96dpiで、“画面上でちょうどいいサイズ”になるように、フォトレタッチソフトでリサイズします。このとき、フォトレタッチソフトの表示倍率を必ず100%にしておくことを忘れずに。

次に保存です。デジタルカメラの画像は、画質を極力落とさないようにするために、圧縮率を下げて保存しています。しかし、実際にはもう少し圧縮率を上げても、モニタ上では画質の劣化が見られない場合もたくさんあります。リサイズした画像を[別名で保存]などを選択し、圧縮率を上げてクオリティを少し落とした状態で保存してみましょう。データサイズを軽くできるはずです。

また、画像の内容によっては、GIF形式のほうが画質を低下させずに、ファイルサイズを小さくできる場合もあります。2つの形式、JPEGでは圧縮率を変えて、何種類かを保存し、いちばんクオリティが高く、データサイズの小さいものを、ホームページには使用するようにしましょう。


第10回[03:JPEG形式とGIF形式の保存方法]も参照してください。


ホームページの画像の場合、10KBの差が、表示時間に大きなちがいを生むことになります。見る人のことも考えて……これがホームページ制作の基本です。このことを忘れずに、画像データも作成してください。




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