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【その9】 画像処理を考えて撮影‥‥フィルターを使いこなそう! |
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フィルターの種類と利用法 | |
今回使用したフィルターと、その利用法を紹介しましょう。 |
フィルターの種類、あれやこれや。 |
1)カラーフィルター カラーフィルターは、写真屋さんに行けばいろいろな種類が売っています。タイプとしては丸形のガラスフィルターが一般的で、枠のない角形のものもあります。 また、プロ・カメラマンも愛用する薄型の“CCフィルター”と呼ばれるものがあります。CCフィルターは少し厚めのセロファンのようなタイプで、1枚1000円程度しますが、細かな段階で色が用意されていて微妙なカラーバランス調整を行うことができます。全色・全濃度を揃えるととても高価ですが、必要な色・濃さのものだけ数枚用意するとよいでしょう。 | |||
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ガラスフィルター | CCフィルター |
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フィルターメーカーによっては、複数のフィルターを小さく切ってまとめた“サンプルフィルターセット”を販売しているところもあります。大きな写真用品販売店でないと入手できないかもしれませんが、多くのタイプのフィルターを安価に入手できるので、たくさんの種類のフィルターを試してみたい人には便利でしょう。 セロファン状で1枚は小さいですが、コンパクトタイプのデジタルカメラなら、十分レンズを覆うことができます。 |
2)PLフィルター | |||||
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次にPLフィルター。PLフィルターは枠のついたガラス製が一般的です。枠の大きさが数種類発売されていますので、自分のカメラにあったサイズのものを選びます。 今回の[02]ページでも触れましたが、偏光フィルターには2種類のタイプがあります。デジタルカメラで使用する場合には“円偏光フィルター(サーキュラーPLフィルタ)”を使用します。 |
実際に使うには、ちょっと工夫が必要‥‥でも効果は大! |
銀塩一眼レフカメラなどでは、枠のついたフィルターをそのまま装着できるように、レンズの開口部に、ネジこみ用の溝が切ってあります。
コンパクトなデジタルカメラの場合、このフィルター用のネジ溝がないものが一般的です。とくにレンズ部が動く機種や、レンズバリアのついている機種にはありません。そこに無理をしてフィルターをつけてしまうと、カメラを壊してしまうので、注意が必要です。 |
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フィルターはレンズの直前につけるのがもっとも効果的ですが、少しレンズからはなしても問題なく使用できます。筆者は、デジタルカメラでフィルターを使用する場合、少し大きめのサイズのものを購入して、レンズの前面にあてがって撮影しています。 被写体にもよりますが、こうしたフィルターを使用しての撮影の場合、やはり三脚を用意したほうが、スムーズに、失敗のない撮影が行えるはず。三脚のご利用をおすすめします。 |
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レンズにフィルターを押しつけると、外部からの光の影響を受けずに撮影できますが、レンズの駆動部を壊してしまう可能性があります。フィルターをレンズに押しつけないように、くれぐれも注意しましょう。 |
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