見て学ぶ・ふれて考える 〜 行ってきました、社会見学!
第1回Honda「ハローウッズ」 第2回「都心の水辺でエコツアー」 第3回「筑波宇宙センター」 第4回「首都圏外郭放水路」 第5回「富士山・青木ヶ原樹海」 第6回「いわき市アンモナイトセンター」 第7回 木立の中にある「むかし」へのエントランス〜「江戸東京たてもの園」 第8回「三鷹市 星と森と絵本の家」
第8回 復元された大正時代の「家」で絵本に親しむ〜「三鷹市 星と森と絵本の家」〜
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むかしの暮らしが教えてくれること

庭に面した南側の部屋は、天井をはずし、屋根の梁を露出させた吹き抜けの空間になっています。ここは、展示室です。初回の企画展示は、「見る・知る・感じる絵本展 ― 月とおつきさま」(2010年6月まで)が、開催されていました。襖や壁を上手に利用した展示スペースは、展示された絵本を手にっとって、その場で読める居心地のよい空間となっています。

展示の中心は、月に関する絵本ですが、ユニークなのは、月を体験できる“仕掛け”。廊下につるされた大小の球体は、地球と月の大きさと距離を縮小したものです。イーゼルの上にたてかけられた箱には、地球から見た月面が入っており、ハンドルで月を回すと、世界各地で見られる月面がわかる仕組みになっています。箱の横には、それを解説した本がさりげなく置かれ、子どもたちの疑問にその場で答えてくれます。

また、月の絵本に対するそれぞれの思いを、来館者が自由に書いて貼り付けられるメッセージボードもありました。展示を見るだけでなく、来館者も展示に“参加”することができるのですね。

理科室もあります。ここには顕微鏡が2台置かれ、子どもたちが野外でひろってきた葉っぱなどを観察しています。展示室の奥は、おもちゃ室。ガラッと開けると数人の子どもたちが積み木遊びに熱中していました。「ここは浴室だったんです。」と築地さんがいうと、遊んでいる子どもたちから「え〜っ!」という歓声があがりました。

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囲炉裏展示スペース。壁や襖も立派な展示棚に変身!

お茶世界各地で見られる月面がわかる仕掛け。そばには、解説する絵本が展示されています。

ハイカラな折り紙月についての絵やコメントがたくさん貼られていました。

ハイカラな折り紙昔は台所だったという「理科室」。子どもたちは、顕微鏡でミクロの世界を見るのに夢中。

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