![]() ![]() ![]() ![]() ![]() メインとなる読書室は、北側にあった3つの部屋をつなげ、広さを確保しながら、壁や柱をうまく使って本棚をつくってあります。板張りがきもちよい部屋に、2000冊におよぶ絵本が並べられています。見ると、どれも子どもに読ませたくなるような絵本ばかり。それもそのはず、ここに置かれた絵本は、「みたか・子ども絵本プロジェクト」に参加するボランティアの方たちが、検討を重ね、選び抜いた本たちなのです。並べられた本のジャンルは、童話のような創作から、図鑑や科学の本まで、子どもたちが幅広い視点で、本に親しめるようなラインナップになっています。 本の並べ方や、分類にも、他の図書館にはないユニークな工夫があります。本は大きく「星」「地球」「森」「植物」「動物」「人と暮らし」の6つのカテゴリーに分け、色で分類してあります。さらに、英字で本の種類を示してあります。「A」はいわゆる赤ちゃん絵本、「B」は詩・言葉に関する本、「C」は図鑑、「D」は解説書、「E」は伝記やオリジナルなお話の絵本です。分類は、本棚と、それぞれの本の見開きに丸いシールで貼って示してあり、これを“本の本籍”とよぶのだそうです。 さらに、それぞれの棚の中では、「水」「川」「穴」「どろんこ」「大地」…のような、テーマによって本が配置されています。このテーマによる分類は四角いシールで貼って示してあり、“本の住民票”とよばれます。 本は、この家から持ち出し禁止ですが、家の中なら自由なところで読むことができます。読書室の椅子、客間のちゃぶ台、あるいは縁側でひなたぼっこしながら…お好きなスタイルでどうぞというわけです。本を読みふけっているのは子どもたちだけではありません。ここでは、大人も童心にかえり、本を読むことができるのです。 ![]() |
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