見て学ぶ・ふれて考える ~ 行ってきました、社会見学!
第1回Honda「ハローウッズ」 第2回「都心の水辺でエコツアー」 第3回「筑波宇宙センター」 第4回「首都圏外郭放水路」 第5回「富士山・青木ヶ原樹海」 第6回「いわき市アンモナイトセンター」 第7回「江戸東京たてもの園 第8回「三鷹市 星と森と絵本の家」
第6回 8900万年前の世界につながる場所~「いわき市アンモナイトセンター」~
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優秀な木よりも、ほどほどの木が生き残る

レクチャーが終わると、参加者全員で屋外へ移動します。山の斜面に広がった露頭(発掘場)を前に、立ち入り禁止エリアや注意事項を伝達。「アンモナイトらしき化石が見つかったら、すぐスタッフに教えてください」という声も聞こえてきました。アンモナイトは殻が薄くて壊れやすいので、速やかにプロの手に委ねるのがルールというわけです。

いよいよ、ヘルメットと防塵ゴーグルをつけて出陣。軍手にハンマーとタガネを握りしめた参加者たちが、急な斜面をいっせいに上がっていきます。多いときは数百人がひしめきあいながらハンマーを振ることになるらしいので、やはりヘルメットは必需品です。体験発掘タイムは、およそ1時間。

近くにいたスタッフに、化石の見つけ方のコツを聞いてみると、「白い貝殻や黒い炭化物が集まっているところを探して、そこを集中的に掘ってみてください。海流によってふるいにかけられて、同じ重さの貝殻はだいたい同じようなところに集まっていますから」と教えてくれました。

ざっと見渡すかぎり、「白い貝殻や黒い炭化物が集まっているところ」は露出していないようなので、ほぼ垂直に切り立った岩壁を削って探すことにしました。ターゲットは、もちろんアンモナイトかサメの歯。でも、手ぶらで帰るのはさびしいので、二枚貝や巻貝だって大歓迎ですとも。

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地層露出している白っぽい部分は、これまで15年かけて掘られてきた地層。

無料レンタル参加者全員にヘルメットと防塵ゴーグル、ハンマー、タガネを無料で貸してくれます。

衣服は大丈夫なものを雨の後などは地面がぬかるんでいるので、衣服や靴は汚れても大丈夫なものを。

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