見て学ぶ・ふれて考える 〜 行ってきました、社会見学!
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パンを焼く窯?

ふと見ると、あぜ道で中腰になり、熱心に一点を見つめる男性が。そのひとこそが、ここハローウッズのプロデューサーであり、野遊びの達人、ひと呼んでガキ大将の崎野隆一郎さんでした。

「ほら、そこそこ、八丁トンボがいるよ」。崎野さんが指差す方を見るのですが、なにも見えません。でもよーく目を凝らすと、いましたいました。体長2cmほどの黄色と黒の縞々模様が空中停止しています。雄は深い赤、雌は黄色と黒。いわば雄は広島カープ、雌は阪神タイガースの色でしょうか。

八丁トンボは日本最小のトンボで、かつては広く生息していたそうですが、住処である湿地の減少に伴い、いまや一部の県では天然記念物に指定されている希少種となりました。そう、ここ棚田は、八丁トンボの保護のため、大切に守られている場所なのです。

この棚田、初夏は、蛙の大合唱と闇夜に舞うホタルで、それはそれは幻想的な、神秘的な世界が広がるそうです。毎年行われるホタルの灯りの中で過ごすファミリーキャンプは、人気プログラムのひとつとか。ちなみに崎野さんと過ごす「大人だけのキャンプ」プログラムも大好評で、季節によってカヌーやナイトウォーク、熱気球など、大人のわんぱく心をくすぐるプログラムが揃っています。

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崎野隆一郎さん永遠のわんぱく少年、森のプロデューサー、崎野隆一郎氏。

オニヤンマ幸運にも八丁トンボの産卵シーンに遭遇! 水面に尾端を続けざまに打ちつけて産卵するこのスタイルは「連続打水産卵」と呼ばれる方法。

棚田棚田と、その左に見える「逆川」。水が逆に流れることから名がついたそう。カヌーなど水遊びには絶好の川です。

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