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10. 生活習慣病と走ること
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走ることに挑戦しよう!
ジョギングとは? ウォーキングをクリアして、もっともっと自分の健康と体力づくりを考えていきたいという人のために、最後に、ジョギングを紹介しましょう。

ジョギング(Jogging)とは、“Jog”という単語の本来の意味があらわしているように、“歩くようなゆっくりしたペースで走ること”をいいます。明確な定義はありませんが、120〜200m/分のスピードで走っていて、両足とも地面から離れる瞬間がある運動のことを、ジョギングといっています。ジョギングは、1970年代に有酸素運動が健康におよぼす影響の重要性が強調されたことからアメリカで流行し、それが日本でもブームとなったエクササイズなのです。

ジョギングは、ウォーキングと同じような特性をもつ典型的な有酸素運動ですが、一瞬、足が地面から離れて、そして着地するので、ウォーキングとくらべると脚にうける衝撃が2倍以上と、かなり大きくなります。また、スピードも速くなるので、心臓や肺にもより大きな負担がかかることになるのです。したがって、ジョギングは、体力のある人に適したエクササイズといえるでしょう。

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ジョギングで健康・体力づくり 健康・体力づくりのためには、スピードにこだわるのではなく、いかにゆっくり走るかがポイントになります。スピードを上げて短い距離を走るのではなく、距離を伸ばしてゆっくりと時間をかけて走ること、が重要になるのです。

ジョギングでおこったケガについて調べてみると、ほとんどの場合で“スピードの出しすぎ”が原因となっています(有吉、1987)。“呼吸が苦しくない”“いつまでもつづく”という感覚が適度な強度といえますが、具体的には140〜160m/分のスピードがおおよその目安といえるでしょう。

体調、天候、時間帯など、そしてなによりも走るペースに気をつけてジョギングをおこなえば、ウォーキングと同様の、もしくはそれ以上の効果が期待できるはずです。
スポーツドリンクを飲んで、
もっと効果的に!
これまでに取りあげてきたポイントを目安にしながらジョギングをおこなうことは、健康・体力づくりに適したエクササイズになりますが、もっと効果的におこなうためには、スポーツドリンクを摂取して走ることをおすすめします。

たとえば、エネルゲンは、身体内の脂肪代謝をさまたげずに、エネルギー補給が効率 よくできるだけでなく、抗酸化成分であるベータカロチン、ビタミンE、ビタミンCの 作用が、ランナーのからだをいたわってくれるのです。ウォーキングやジョギングを するとき、上手にスポーツドリンク補給を併用すれば、より大きな効果を上げること ができ、健康なからだづくりに役立つことになるでしょう。

バランスのとれた食事プラス、ウォーキングとジョギングで、生活習慣病予防と取りくんでいくことが、21世紀のスポーツライフの基本なのかもしれませんね!
(文:杉浦 雄策 〜 プロファイルはこちらへ


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