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10. ゴルファーのための栄養学



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ゴルファーに最適の食事とは?
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やや肥満気味のゴルファーには、高タンパク低脂肪高糖質の食事が基本です。また、糖質はプレー自体のエネルギーであるだけでなく、集中力をキープするためにとても重要なのです。

プレー前日は、ごはんを多めに(茶碗1杯分多めに食べて、脂肪や油物を減らす)、鍋焼きうどんや雑炊、シチューなども理想的です。ふだんのメニューにごはんを1杯おかわりするイメージでいいと思います。

また、当日の朝、ゴルフ場が遠く、車で家を早く出て、ついたらすぐにスタートしないとならないというときこそ、おにぎりやおモチ(いそべ焼きやあんころモチなど)を食べることをすすめます。あるいは、ドライブインの立ち食いうどんでも、食べないよりずっといいはずです。

もうひとつ大切なことは、水分の補給でしょう。プロはほとんど水は飲まず、どうしてもその日のリズムが悪いときにのみ、軽く水を口にふくむ程度の人が多いのですが、アマチュアのみなさんは、プレー時間の長さを考えて、定期的な水分の補給が大切になってきます。


ミニ栄養学講座・29
ゴルフのトレーニング

LSD(ロング・スロー・ディスタンス)などの長距離の走りこみと、継続的に筋肉に負担をかけるようなウエイトが、ゴルフに適したトレーニングなのだ!
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サッカーやバスケット、バレーのような汗をたくさんかくスポーツには、糖分3.5%のスペシャルドリンクが理想ですが、ゴルフはそれほど汗をかきません。しかも、冬のプレーは、ほとんど汗をかきませんので、水分は市販のスポーツドリンクでじゅうぶんです。50歳以上の人や、高血圧、肥満、心肥大の人は、スポーツドリンクを倍にうすめて飲用してください。軽く汗をかいて、心臓負担を軽減するのがプレーのコツなのです。

最後に、問題になるのが昼食です。ハンバーグやステーキ、カレーライスなどはほんとうにヘビーです。あくまでもスポーツとしてゴルフをプレーするならば、昼食はうどんやフランスパンやトースト、ポタージュなどが消化もよいし、午後のプレーのパワーの源になってくれるでしょう。オレンジジュースやビタミンC豊富なアセロラジュースも強力な助っ人になってくれます。

もし、どうしてもつきあいでビールやワインを飲まなくてはならないときは、午後からのプレーはスポーツではなく、楽しいレジャーとしてのゴルフをプレーすることをおすすめします。
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