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07 試合当日と試合後の食事

#1 いつもとちがう……試合当日

illust今日は大事な試合がある日。“実力はモチロン、それ以上のパワ−を発揮したい”と誰もが思います。毎日のトレーニングと、それに見合った食事をじゅうぶんに摂ることが、ベスト記録を生み出す原動力です。
そんな毎日の積み重ねをじゅうぶんに発揮するためにも、試合の日に口にするものには気を配りたいですね。今回は、“試合当日にふさわしい食事”についてのアドバイスです。

緊張しているとき……消化能力は低下します
“よーし、ここで一発!!”と興奮・緊張すると、からだが“戦いに向いた生理:交感神経優位”に傾きます。動悸が早くなったり、手のひらに汗をかいたり、血液の凝固因子が増えたりします。しかし、消化官は副交感神経の支配下にあるため、緊張状態ではうまくはたらくことができず、消化能力は低下します。緊張しているときに、脂っぽいおかずなどをたくさん食べると消化に手間取り、“胃もたれ”や“腹痛”の原因となります。

いつもの食事は2〜3時間前までにすませておく
一般的な消化時間を考えると、いつもの食事は試合の約2〜3時間前までにすませておいたほうがよいでしょう。また、試合当日は、移動や試合時刻によって、いつものようにきちんと食事することがむずかしくなります。出かける前に、しっかり朝食を摂っておきます。

試合会場に着いてから
食事の選び方のポイントは、“胃もたれしない”“エネルギー切れをおこさない”ことです。
脂肪やたんぱく質は、消化に時間がかかります。試合会場に入ってからなにか食べるときは、消化が比較的早い糖質主体の食べものを軽くつまむ程度にします。また、水分の補給もこまめに行います。
下の表の内容は、“試合まであと○○分、けれどおなかがすいて集中できない……なにだったら食べても大丈夫かな?”というときの参考にしましょう。

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