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04 “ないない人”のための食事アドバイス

#1 “ないない人”って誰? あなたかもしれませんよ!

“食事を作る時間がない”“お金がない”“料理の仕方がわからない”……知らないうちに、“ないない人”になっていませんか? 学生や社会人に、意外と多いのがこの“ないない人”。食生活が不安定では、じゅうぶんなトレーニング効果は望めません。今回はそんなあなたへの、食べ方や食事選びのアドバイスです。

“ないない人”代表:ヤマダくんの食生活を点検しよう!
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ヤマダくんのプロフィール
現在、大学2年生。サッカー部に所属(中学生のときから続けている、競技歴7年)。部内では有力な選手として、期待されている。

食生活のプロフィール
大学に入ってから、1人暮し(自炊)。台所の器具はそれなりにそろってはいるものの、学食とコンビニの惣菜や弁当で過ごす毎日。

最近の悩み
1年生のころにくらべて、疲れやすくなった……“年かな? 食事にも問題があるとは思うけど、どうしたらよくなるんだろう?”

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ヤマダくんの毎日
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この日の消費エネルギー 約3,900kcal
うち、練習などで消費したエネルギー 約2,000kcal

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ヤマダくんの毎日、どこに問題が?
ヤマダくんの食生活には、次のような問題点があげられます。


朝起きぬけのまま、練習に参加している
なにも食べない状態では、即効性のエネルギー源となる血糖が少ないため、練習中に気分が悪くなったり、集中力や注意力が低下することがあります。これではケガの原因となりやすく、じゅうぶんなトレーニング効果が望めません。


就寝時刻が遅い
夜が長くなれば、なんとなく夜食・間食がほしくなります。また、朝寝坊して、食事を食べずに飛び出したり、朝はお腹がすかないために欠食したり、食事時間帯にずれが生じてきます。


食事の量が少ない
約3,900kcalも消費しているのに、摂取されたエネルギー量は2,500kcal前後。摂取エネルギーの不足分は、体脂肪や筋肉などを分解して、補充します。“トレーニングをしているのに筋肉がつかない”と悩んでいませんか?


糖質・脂質は多いけれど、野菜不足、果物・乳製品はゼロ
……栄養素がかたよっています
外食続きでいちばん不足しやすい食品の代表格は、青物野菜と果物です。外食生活が続けば、歯を使ってかまなくなったり、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが不足し、体調不良の原因となります。



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