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03 風邪の予防と対策


#4 風邪を吹き飛ばす食事

風邪には、コトコト“お鍋”
illust風邪を予防したい人にも、風邪をひいてしまった人にもおすすめなのが、“鍋料理”。どんな食品も、お鍋に入れてコトコト煮こめば、消化もよく、比較的たくさんの量を食べることができます。加熱によって溶けだした栄養分も、スープ(汁)を飲むことで無駄なく取りこむことができます。
お鍋は組み合わせがポイント
タンパク質源の肉・魚・卵・大豆製品
からだづくりの原料となるタンパク質は、からだを温める効果も期待できます。食べたものが消化吸収され、エネルギーに変化する過程で産性する熱(体熱産性)が、糖質や脂質にくらべて高いといわれているのです。
鍋では“肉+豆腐”“魚+卵”など、2種類以上を組み合わせるのがおすすめ! 卵は、そのまま鍋に落としたり、溶いてかき玉状にしてもおいしく食べられます。和洋中どの味にも合うので、タンパク質源が足りないときの“プラス・アルファ”として積極的に利用しましょう。


ビタミン・ミネラル源の野菜類
風邪の予防に必要なビタミンなどを多く含む野菜は、“少し多いかな?”と思うくらい食べましょう。生の状態で、両手山盛り1杯が約100gです。青菜やにんじんなどの緑黄色野菜を山盛り1杯と、白菜やキャベツ、大根、きのこ類など、その他の野菜を山盛り2杯以上が目安です。


炭水化物源のご飯・めん・芋類
鍋は、それだけで済ませてしまいがちですが、具にご飯やうどんなどが入らない場合は、炭水化物不足になります。ご飯やめん、餅などを鍋に加えたり、炊きこみご飯やおむすびを組み合わせてもよいでしょう。
お餅は意外にも洋風鍋(シチューやスープ)によく合います。市販の切り餅を最後に入れるだけ。手軽な糖質源として、積極的に利用しましょう。


季節の“旬”を食べる習慣を身につけましょう
科学的な根拠はありませんが、東洋医学では、季節の食べものが体温維持に薬理効果があるといわれています。また、栄養学的にも、旬の食べものがいちばん、栄養量が豊富です。

◎主な旬の食材
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