Ocean's Odysseys
to RIGHT
やっぱりお産は、実家で

01

 どこにでもいるフグだけど


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クサフグは
じっと砂に潜って、
昼寝するのが好き?!


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ごくふつうのフグなのに、
産卵の習性だけは
ちょっと変わってる


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そして5時間半が経過。
荒井浜には
ひたひたと、潮が満ちてきた


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手前の波打ちぎわに
ズ−ムインしてみると、
なにやら異変が


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小 さ く て も、 毒 は あ る
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砂 地 の 隠 れ 家
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干 潮 時 の 砂 浜
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満 潮 前 の 砂 浜
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波 打 ち ぎ わ の 騒 動
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クサフグは体長約10cm。青森から沖縄までの日本各地の磯で、ふつうに見られる小型のフグだ。肉の毒は弱いが、皮や内臓に猛毒を持つので、食用にはされない。 からだは小さな棘(とげ)で覆われ、水深50m以浅の岩場や砂地、藻場に生息。砂に潜る習性があって、釣りのエサ取りもなかなかうまい。砂地の甲殻類や貝類、魚類、ゴカイ類を食料にしているようだ。 5月27日、12:00ちょうどの三浦半島の荒井浜。まだ、海水浴客もいないビーチは、静かで穏やか。とくに変わったところは、ない。 同じく5月27日、満潮30分前の17:30。一見、潮が満ちてきた以外に変化は見られないのだが‥‥。 バシャバシャという激しい水の音。何十匹というクサフグが、水しぶきを上げている。これがクサフグの産卵風景だ。産卵期は5〜7月。満月と新月の2日後から4〜5日間、午後の満潮少し前の時間帯に産卵する。
photo 02 本能に厳選された産卵場所

photo 03 快適!砂のベビーベッド


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