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クサフグは体長約10cm。青森から沖縄までの日本各地の磯で、ふつうに見られる小型のフグだ。肉の毒は弱いが、皮や内臓に猛毒を持つので、食用にはされない。
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からだは小さな棘(とげ)で覆われ、水深50m以浅の岩場や砂地、藻場に生息。砂に潜る習性があって、釣りのエサ取りもなかなかうまい。砂地の甲殻類や貝類、魚類、ゴカイ類を食料にしているようだ。
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5月27日、12:00ちょうどの三浦半島の荒井浜。まだ、海水浴客もいないビーチは、静かで穏やか。とくに変わったところは、ない。
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同じく5月27日、満潮30分前の17:30。一見、潮が満ちてきた以外に変化は見られないのだが‥‥。
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バシャバシャという激しい水の音。何十匹というクサフグが、水しぶきを上げている。これがクサフグの産卵風景だ。産卵期は5〜7月。満月と新月の2日後から4〜5日間、午後の満潮少し前の時間帯に産卵する。
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