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タテジマヤッコ属の魚は雌雄のからだの色や斑紋が、別種の魚のように異なる。トサヤッコのメスは1976年まで、クマドリヤッコという別種の魚と思われていたほどだ。
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トサヤッコなどタテジマヤッコ属の魚は、オス1尾とメス数尾から構成される“ハレム”をつくり生活する。オスは繁殖時期になるとハレム中のすべてのメスに求愛行動をして、受精させる。
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ヒレナガヤッコもハタ科の魚のように、ハレムからオスがいなくなると、からだの大きいメスがオスへと性転換。オスのいなくなった6日後には、性転換の兆候が顕著になってくる。
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ヒレナガヤッコで25日後、トサヤッコで20日後。たちどころに性転換を終えた新しいオスが、ハレムの主にとってかわる。こうして何ごともなかったように、繁殖行動は続けられる。
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