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ハタ科のツースポットバスレットのメスは、群れにいるオスの数が減ると、オスへと性転換をとげる。ただし、ほかにメスが3尾以上いることが必要で、メスだけの群れになると性転換は行われない。
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オスに性転換するのは、からだの大きいメス。減少したオスの数だけ、からだの大きい順にメスからオスへと変化する。
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同じハタ科のスミレナガハナダイも群れのオスの数に変化が起こると、黄色のメスが性転換してオスの数を保つ。群れがひとつの社会単位として、オスとメスの数のバランスを管理しているかのようだ。
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スミレナガハナダイの群れには、オスとメスの中間の色で彩られた個体がしばしば見られる。この“ニューハーフ”が、繁殖行動にどのような役割を演じるかは、まだ解明されていない。
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スミレナガハナダイのオスは、黄色いメスとはまるで違うピンク色。ここまで変化するかというほどに違う色の衣裳を身につけて、生殖活動に入る。
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