Ocean's Odysseys
to RIGHT
借家住まいの気苦労

01

やさしくタフなオス


photo
孵化をすませ、数日で脱皮するメス

photo
そして、1か月後

photo
同じく1か月後の幼生は?

photo

メ ス は 絶 対、 離 さ な い!
line
オ ス は メ ス を 守 る 騎 士?
line
メ ス は 安 全 な 孵 化 の た め、 オ ス は 交 尾 の た め に
line
カ ン ナ ン 辛 苦 を 乗 り 越 え、 磯 に 戻 る
line
大きなオスのホンヤドカリが左のハサミで、小さなメスの貝殻の端をもって運んでいる。これは繁殖期を迎えたペアで、むりやり仲を割いて離しても、すぐにオスがメスをキャッチする。 卵の孵化のため、メスは貝殻から身を乗り出す。この無防備なメスを、そばにいて敵から守るのがオスの役目。そして孵化を終えて数日後に脱皮した、からだの柔らかいメスと交尾するとペアは解消される。 自由になったメスはまた卵を生み、孵化の準備が整うと再びオスにつかまる。が、オスは卵の父親でないことが多い。種の保存のため、オスは交尾のタイミングを逃がさぬよう、脱皮前のメスをキープする。 孵化した幼生はゾエア幼生といい、全長約2mm。約1か月の浮遊生活のあいだ、多くの幼生が他の生物に食べられてしまう。残った何匹かが、小さな貝殻を背負ったヤドカリとして、磯に戻ってくる。
photo 02 住宅難のお引っ越し

photo 03 貝殻強盗!


Back