シンプルなわかりやすさと独自性の両立をめざして
宝酒造ならではの“緑字”ですが、さらなる特色のひとつが“重み付け”というランク付けの方法。原料調達から生産、物流、消費後までの、すべての段階で発生する環境負荷の中から、重要な14項目が選ばれていますが、これらはそれぞれ、単位や環境への影響度が異なります。ここで行なわれるのが、5段階評価の重み付けです。

当初は、宝酒造の環境チームのメンバー、環境問題の専門家によって作られたランク付けでしたが、2002年の見直し時点からは、インターネットを利用して、誰でも参加できる市民投票を行ないました。こうした変化も、“自分たちで思っている範囲にとどまらず、一般の方々の視点や意見を可能なかぎり取り入れたい”(環境チーム・北村さん)という宝酒造の姿勢を感じるところです。

この市民投票を通じて、“容器包装のリサイクルやCO2など、一般消費者が身近な問題に強い関心を持っていることを実感した”とのこと。目に見えるもの、暮らしに身近なものから……というのは、自然なこと。こうした反応を受けて、次の見直し時には、またなんらかの変化があらわれるのかもしれません。


もうひとつ、はじめの6Pまでで、今年の活動をふくめ、宝酒造の活動の概要を理解してもらえるように、トピックスのページを設けました。その[2002年度トピックス]では、“タカラ有機本みりん”が取得した、“タイプIII 環境ラベル EPD”などについて、前進した取り組みがわかりやすく解説されています。






NatureNetは 株式会社青木コンセプト事務所 が発行するオンライン・マガジンです
Eyes on the Globe