TJ:当初は、2002年度中に徳山事業所内で、年産3万トン(500mlのPETボトル約10億本相当)の規模を想定して事業を開始する予定でした。ところが、この技術に対する行政の期待もあり、現在は2002年3月を目途に立ち上げられるよう、準備を進めています。また、さらにBottle to Bottleの実現についても、要請を受けています。
当社の新原料リサイクルでは、PETボトルからDMTを回収しますが、これを化学反応させてTPA (テレフタル酸)とすることにより、再びPETボトルにリサイクルすることが可能です。当面は、DMTを繊維などの原料として自社で使っていきますが、将来的には、TPAからのBottle to Bottleを実現したいと思います。
NN:“Bottle to Bottle”が実現すれば、PETボトルの需要が増え続けているなか、原料の削減にもつながりますね。コスト面ではどうなのでしょうか?