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03 地球温暖化と家庭生活、身のまわりでできること


できること2:アルミ缶のリサイクル
ゴミとしてしまうにはあまりに惜しいものがアルミ缶。それほど、利用価値の高い“資源”なのです。


○スクラップ価値が高く、CAN TO CANのリサイクルができるアルミ缶
使用済みアルミ缶はスクラップ価値が高く、回収したアルミ缶を高価で売却することができます。自治体は、分別収集したアルミ缶を売却することにより売却益が得られます。集団回収を行えば、回収したアルミを売却することにより、地域活動や社会貢献の財源も確保できます。拠点回収や事業系回収においても、回収したアルミ缶を売却できます。アルミ缶は、アルミ缶からアルミ缶へ(CAN TO CAN)、何度でもリサイクルできるという、立派な“資源”なのです。

○多岐にわたる回収ルート
使用済みアルミ缶の回収方法は、自治体による分別収集のほかに、一般の消費者や学校、自治会などが行う集団回収や、スーパーなどの店頭で集める拠点回収など、さまざまな方法があります。なかでも集団回収は、自治体の施設を増強しなくても、ゴミの減量が期待でき、分別収集の補完策として重要な役割を果たします。

○地球にやさしいアルミ缶リサイクル

{ゴミの量が減る}
1995年に販売された26.5万トンのアルミ缶のうち、約17.4万トンが回収されています。その分、ゴミの量が減ったことになり、自治体のゴミ処分費用も削減されたといえます。

{資源を節約する}
アルミを作るには、ボーキサイトが必要ですが、リサイクルでアルミをくり返し使うことにより、限りある資源を節約することができます。

{エネルギーを節約する}
回収されたアルミ缶からアルミ再生地金をつくるエネルギーは、原料のボーキサイトから新しく地金をつくる時のエネルギーの約3%ですみ、残りの97%が節約できます。
平成8年度にリサイクルされたアルミ缶は190,391トン。節約されたエネルギーは、東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県、栃木県、計1,213万世帯の約1ヶ月の家庭用電力に相当します。


○アルミ缶の集団回収に参加するには
全国の様々な自治体、小・中学校、老人会、婦人会などがボランティア活動として資源回収業者と協力しあい、積極的に行っています。ある程度の量が集まれば、回収業者に来てもらえます。アルミ缶はスクラップとしての価値が高いので、売却益で会の催しを開いたりと、活動が広がります。引き取りの手続き、回収拠点などの詳細はアルミ缶リサイクル協会 Phone:03-3582-9755 までお問い合わせください。

○アルミ缶はこうして出して下さい
アルミ缶をはじめ、すべての資源をリサイクルするためには分別(材料や種類ごとにわけること)することが大切です。
・アルミ缶とスチール(鉄)缶に分ける。
・軽く水で洗う(アルミ缶を水で軽く洗い、しばらくさかさまにして水を切ってください)。
・足で踏みつぶす場合、最初はまん中をつぶし、次に両はじをつぶすとうまくいきます。
*タブも取り外さず、缶と一緒にリサイクルしてください。


<出所>
「社団法人日本アルミニウム連盟/アルミ缶リサイクル協会
「アルミ容器包装リサイクルハンドブック」
アルミ缶リサイクル協会ホームページ


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