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天守台発掘調査・はじまる
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更地になった天守台上部。西から東に向かっています。寛文10年(1670年)の松平頼重による天守改築で、3層5階に建て替えられた高松城の天守閣ですが、その1階部分(地下の穴蔵)が石垣の中にあると考えられており、今回の発掘調査では天守の柱の基礎である礎石や、当時の建築部材の発見が期待されています。

11月24日には、発掘作業に先立ち報道関係者向けに現地説明会が開かれました。
       
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天守台の西側。この階段の奥に穴蔵への入口があるはず。

“こういうふうであったはず”……予想される天守閣入口の模型。
       
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天守閣の模型。高さは鯱(しゃちほこ)まで含めると約30メートル。


天守石垣。この石垣の上の天守閣を、想像するだけで興奮します。天守石垣は、“ヌケ”や“ハラミ”が目立ち崩落の恐れがあるので、今回の発掘調査の後、いったん解体されます。石垣には、50cmメッシュで墨打ちして、1個1個にナンバーを入れて慎重に解体した後に、あらためて元通りに積みなおされます。
       
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