Think about Endocrine Disrupters!


“私たち1人1人にできること”


環境ホルモンの問題は、いまだその影響について確定できないものが多いのです。製造者側の言い分では、“大丈夫”とされている物質もあります。“疑わしい”とされているものを避けるかどうか、それはあなたの“選択”です。

また、推奨される防御策すべてをこなすのは、非常にむずかしいといえるでしょう。でも、“私1人がやったところで……”とか“絶対無理……”などと思わないで、“少しでも”というところからはじめましょう。そうすることで、環境に配慮された商品の価値は上がり、広く社会に浸透し、みんなが買うことにより、そういった商品の値段も下がってくるはずですから。



どうせ食べるなら……

◎プラスチックは、なるだけ避けよう!
食料品が直接ふれるもの、たとえばパッケージ、保存容器、食器、ほ乳びんなどは、なるべくプラスチック製品を避けましょう。缶詰も、内側のコーティングが溶け出す危険性があることを、承知しておいてください。とくに高温になると、素材が溶け出す危険性が高くなるので、高温での使用はなるべく避けましょう(ほ乳びん、しゃもじ、レンジで加熱する際の容器とラップ、カップ麺など)。

◎野菜は、よく選んで!
可能な限り、有機野菜や無農薬野菜を選びましょう。野菜も、一部の輸入品には、日本では禁止されている農薬が使われている場合があります。また、鮮度の維持などの目的で利用される“ポストハーベスト農薬”にも注意が必要です。

◎野菜は、よく洗って!
野菜は、外側の葉を取りのぞき、よく洗って食べてください。また、緑黄色野菜はダイオキシンを吸収する作用が期待できるので、しっかり食べましょう。

◎魚を食べるなら……
魚介類を食べるなら、内臓や脂肪の部分をなるべく避けるのが賢明です。

*かたよらない食事をすることが、なにより大切です。同じ場所の、同じものばかりを食べていると、それだけ有害物質をためこむ危険性が高くなります。



どうせ買うなら……

◎“漂白”は、避けよう!
塩素漂白剤は避けましょう。最近は、塩素漂白剤に代わり、酸素漂白の品が出てきています。そちらをぜひ、選んで下さい! コーヒー・フィルターも“酸素漂白”か“無漂白”のものを選んでね。

◎洗剤を買うなら……
洗剤は、“界面活性剤”の入っていないものか、その割合の少ないものを、なるべく選びましょう。成分表示の欄をチェックしてください。

◎ガーデニングの際は……
殺虫剤、防虫剤、除草剤は、農薬と同じです。むやみやたらと使うのは、やめましょう。

*ともあれ、後ですぐゴミになるような、無駄なものを買うことはやめましょう!



どうしても捨てるなら……

◎もう一度、考える!
捨てる前に、リサイクルできないか、もう一度よ〜く考えて!

◎“あたりまえ”のことですが……
燃えるゴミ、燃えないゴミの区別をしっかり! 自治体によって、ゴミの分別法はさまざまです。自治体の焼却施設にもよるので、自治体の条例に従ってください。また、自分の住む自治体が、どのようなゴミ処理を行っているのか知っておくことも大切です。チェックしてみて!

*かつてはあたりまえであったことも、時代とともに移り変わります。家でゴミを焼却するのは、やめましょう。少なからず、ダイオキシンが発生します。


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