Digital Camera Basics
【Suwa's Tips】 知っておきたいこと


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 “捨てる捨てない”の判断は……急ぐべからず

失敗した画像をその場で確認して、不要ならメモリから削除できるのが、デジタルカメラのメリットの1つです。

しかし、よりクォリティの高い画像を得ようとするなら、撮影現場で、液晶モニタだけですべての画質判断をするのはやめましょう。




理由その1:
液晶モニタは、細かなピントやプレを厳密に確認するにはサイズ的に小さい。


理由その2:
液晶モニタは屋外では見にくくなることが多く、見え具合に問題がなかったとしても、人間の目の錯覚が影響して、確認する場所によって、同じ画像が暗くも明るくも見えてしまいます。




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たとえ影を作って見たとしても、見る場所で液晶モニタ上の画像の明るさは異なって見えるもの。厳密な判断は、持ち帰って行おう。
このため、明らかに失敗とわかるブレブレの写真や、真っ白、真っ黒な写真はその場で削除しても、なんら問題がないでしょうが、微妙な判断は、家に持ち帰ってパソコンのモニタで確認するか、プリントしたもので判断するのがベストです。厳密には、パソコン・モニタも機種や個体差で微妙に異なって見えますが、それでもデジタルカメラの液晶モニタだけで判断するよりは、まちがいのない判別ができるはずです。

同じような理由から、大切な撮影では、露出を変えて何枚か撮影(段階露出)をしておき、現場で判断せずにそのまま全部持ち帰って、パソコンのモニタやプリントで確認するようにしましょう。とくに、1/3ステップといった微妙な露出コントロールをするときには、自宅で確認しましょう。




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