Digital Camera Basics
【Suwa's Tips】 知っておきたいこと


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 メモリは分散させて、危険を回避

あなたは、メモリカードを何枚お持ちですか? カメラに付属していた1枚で足りるのであれば、問題はありません。が、たくさん撮る方は、きっとメモリカードを買い足すことでしょう。

現在、メモリカードは非常に大きな容量のものが販売されており、CFカードメモリでは、1枚で512MBもの容量のもの、またCFカードサイズのごく小さなハードディスクを内蔵したものもあり、こちらは1枚で1GB(ギガバイト)、つまり1,000MBもの容量があります。

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そこで1つ目のポイント。メモリカードを購入するときは、自分の目的とする容量のメモリカードを1枚買うのではなく、その半分のサイズのメモリカードを2枚購入することをおすすめします。たとえば256MB分のメモリカードが必要と感じたら、256MBのメモリ1枚ではなく、128MBのメモリを2枚購入するのです。

[基礎講座・その3 雪景色のなかでデジタルカメラを使ってみよう]の最初のページに、“できるだけメモリカードの交換をしなくてすむよう、容量の大きめのメモリカードを用意しておくとよいでしょう”と解説しましたが、ここで言っていることはその逆……。

わずか2年ほど前の執筆当時と比較しても、現在発売されているメモリカードは、大幅に大容量化されており、メモリトラブルによるリスクが大きくなっているのです。条件が悪い場所では、たしかにメモリを交換すること自体は、少ないほうがリスクも小さくできます。しかし、いざトラブルを起こした際に、大容量メモリを使用していると、失ってしまう画像が多すぎるのです。メモリカードを複数枚にわけておけば、ロスしてしまう画像の量がそれだけ少なくなるわけです。

銀塩カメラ(フィルム)では多くても1本36枚撮りで、たとえカメラの背蓋を途中で開けてしまうといった大きな失敗をしても、無駄になるのは36カット分だけです。しかし、何百MBもの大容量メモリでトラブルが起きると、場合によっては数百カット分もの画像をなくしてしまうのです。

ただ、あまり小さな容量のものをたくさん持ち歩いても不便なだけですから、ある程度の容量のメモリを複数枚持つようにしたほうがよいと思います。

ちなみに、最近ではメモリカード自体の物理的なトラブルはほとんど起きなくなっています。が、落としてしまったり、なくしてしまうなど、人為的なトラブルは別問題です。メモリは大切な画像貯蔵庫ですから、取り扱いにはくれぐれも注意することです。




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