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“日本もね、環境庁と文部省が連係して、2002年から[総合的な学習の時間]というのがスタートします。自分で考え、自分で行動する子どもたちを育てようということです。ただ、そのためのよい教材がありません。そこで、スウェーデンの環境教材を日本訳しました”
渡辺さんが発行している『自然と環境のファイル』は、自然教育の第一人者、ステイナー・ヨハンソンさんが書いたもの。スウェーデンの約80%の小学校で活用されている教材で、小学校4年生用の『自然の循環』と5年生用の『四季の自然』と三部構成になった6年生用のものだ。この教材の最大の特徴は“知識を与えること”ではなく、“子どもに考える機会を与えること”をめざしているところだという。 |
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ページをめくると、イラストのたくさん入ったページが続く。ロッパンという女の子の1日の生活を通して、自然環境と私たちがどう関わっているのかが紹介され、どうすることがよいのかを調べたり、書きこんだりするワークブックのようになっている。ゴミちゃんは、渡辺さんをそっちのけで、フムフムと読みはじめてしまった。
日本語訳には、渡辺さんが考えた“話し合ってみよう”というコーナーがつくられている。スウェーデンと日本の事情のちがいを考えて、この教材を使いやすくするためにプラスしたものらしい。 |
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