メンテナンスも忘れずに
油を差そう。でも、場所には注意

基本的には、可動部に油を差す。ただし、差さないほうがよいところがある。それは、潤滑用のグリースが注入されている車軸やクランク、ギアなどの回転部(注油により、グリースが流れでてしまう恐れがある)とブレーキだ。ここの動きが悪い場合は、ショップに相談を。油は自転車専用のスプレーオイルが便利。専用でないものは、使用用途に自転車とあるのを確認して。




photo 注油してはいけない場所

1. 前のブレーキシュー
 (ゴムの部分)
2. 前後の車軸
3. 左右のクランクの軸
4. 後ろのブレーキ本体




チェーンへの注油

布でカバーして(リムやブレーキへ油の飛散をガード)、チェーンを少しずつ移動させながら油を差す。ひととおり差したら、回しながら軽くふき取る。ほかの場所にも共通することだが、油の付け過ぎはほこりを吸着させるので、よぶんな油は必ずふき取ること。車体や特にリム(タイヤ内側の金属の輪。ここに油が付着すると、ブレーキが効かなくなって危険!)に付着した油も同様。また、樹脂でできているところへの付着も避けるのがベターだ。

車体の手入れは‥‥‥

車体は、ふきそうじのみで基本的にはOKだ。汚れは、家庭用中性洗剤を少し付けて取り去ろう。キャリアなどがサビてしまった場合は、あまり無理をせず、台所用清掃用具などを利用するとよい。目の細かい金ブラシ、スチールウール、クレンザーなど。洗剤はきちんとふき取ろう。塗装されているところには、自動車用の保護用ワックスを薄く塗っても。

スプレー式オイル

自転車専用でない場合には、用途に自転車とあるものを用意。オートバイ用は避けて。細いノズルが付いているタイプは、つけ過ぎや飛散を防いでくれるので便利。

ボロ布

シャツなどの切れ端でよい。よぶんなオイルや水分を取り除いたり、磨いたりと、とにかくよく使う。綿シャツや下着は捨てないで!
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